ハードヴェイパー
Vaporwaveの脱政治的・退廃的傾向に対し、攻撃性とハードコア・テクノを再導入したアンチテーゼ的サブジャンル。
どんな音か
生まれた背景
聴きどころ
ヴェイパーウェイヴの遅いループを期待せず、硬いキックと荒いシンセの圧を聴く。音は粗く、映像的な世界観が強い。アルバムやコンピレーション単位で、架空の都市や政治運動のサウンドトラックのように聴くと入りやすい。
発展
WosXやSidewalks and Skeletonsのプロジェクト、後のWitch HouseやPhonkとの相互参照を経て、Dark Vaporwave全般の入り口となった。
出来事
- 2015: Antifurレーベル設立期 / 2016: WosX関連作品
派生・影響
Witch House、Phonk、Industrial Technoとリンク。
音楽的特徴
楽器ディストーション、Gabberキック、サンプラー
リズム150-180 BPM、歪んだキック、ノイズテクスチャ
代表アーティスト
- WosX
代表曲
Synth Spirit — WosX (2015)
Hardvapor (Compilation) — WosX (2016)
Hardware Crisis — WosX (2016)
Trax 1 — WosX (2017)
Bunker Tape — WosX (2018)
日本との関係
初めて聴くなら
入口は「ハードヴェイパー (Compilation) — WosX (2016)」。シーンの仮想的な空気がまとめて分かる。単曲的には「Synth Spirit — WosX (2015)」や「Hardware Crisis — WosX (2016)」で、硬いビートと荒廃したシンセの感触をつかみたい。
豆知識
ハードヴェイパーは、音楽だけでなく架空の宣言、地名、アートワークを含むネット上の世界制作でもあった。実体のある地域シーンというより、オンラインで生まれた反応速度の速い美学である。
影響・派生で結ばれたジャンル
同じ時期・同じ地域で生まれた他のジャンル
- エレクトロニックスラッシュウェイヴ
- ポップハイパーポップ
- ポップベッドルーム・ポップ
- ヒップホップ・R&Bローファイ・ヒップホップ
- エレクトロニックウォンキー
- ロック・メタルジェント
- エレクトロニックマッシュアップ
- エレクトロニックチップチューン
