エチオジャズ
1960年代のエチオピアで成立した、エチオピア音階とJazz・Funkを融合させた音楽。
まずはここから
ひとことで言うと1960年代のエチオピアで成立した、エチオピア音階とJazz・Funkを融合させた音楽。
まずはこの曲からGirma Bèyènè — Set Alamenem ▶ YouTube
代表的な人Mulatu Astatke
どんな音か
エチオジャズは、エチオピア固有の5音音階(ペンタトニックだが西洋のものと異なる色合いを持つ)とジャズ・ファンクの編成が噛み合わさった音楽だ。ヴィブラフォン、オルガン、サックス、トランペットがエチオピアの旋律を演奏し、ラテン系のパーカッションとコンガがリズムを支える。Mulatu Astatkeのアレンジはモーダル・ジャズ(マイルス・デイヴィス的な音階中心の即興)とアフリカのグルーヴを合わせた独自の構造で、音はメランコリックでありながら反復に身体が引き込まれる感覚がある。「テゼタ(郷愁)」という感情概念がこの音楽の核にあり、懐かしさと切なさが同居する音色がその言葉を体現している。Hailu Mergiaのコードオルガンはより土着の感覚が強く、エレクトリックな温度感が独特だ。
聴きどころ
初めて聴くなら
Mulatu Astatkeの『Yègellé Tezeta』(1969年)が最初の一曲として最適。ヴィブラフォンの旋律が耳に引っかかるので、初めて聴く人でも「次のフレーズ」を待つ感覚が生まれる。続けて『Tche Belew』(Hailu Mergia、1977年)を聴くと、同じ時代の別のスタイルが見えてくる。夜の時間、照明を落とした場所での視聴に向いている。
代表アーティスト
- Mulatu Astatke
- Girma Bèyènè
- Hailu Mergia
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- Debo Band
- Dub Colossus
- Krar Collective
代表曲
- Girma Bèyènè — Set Alamenem (1969)
- Mulatu Astatke — Yègellé Tezeta (1969)
- Mulatu Astatke — Mulatu (1972)
もっと見る(あと2件)
- Mulatu Astatke — Tezeta (Nostalgia) (1972)
- Hailu Mergia — Tche Belew (1977)
生まれた背景
音楽的特徴の詳細
楽器サックス、キーボード、ベース、ドラム、エチオピア伝統楽器
その後の代表曲
- Dub Colossus — Azmari Dub (2008)
- Krar Collective — Ethiopia Super Krar (2012)
Mulatu Astatke — Sketches of Ethiopia (2013)
日本との関係
豆知識
「エチオピクス」シリーズはフランスのレーベルBuda Musiqueが1997年から刊行した25巻以上にのぼるCDシリーズで、1960〜70年代のエチオピア音楽を発掘・復刻した。このシリーズがなければ多くの録音は忘れ去られていた可能性が高い。
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Mulatu AstatkeはイギリスのバンドHey Colossus、ジャズグループBroken Beatとのコラボ作品もあり、欧州の実験音楽シーンとも接続している。
影響・派生で結ばれたジャンル
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感触が近い系譜も地域も違うのに、聴くと通じるジャンル
エチオジャズが好きな人は、この6つも刺さる可能性が高いです。系譜図には出てこない、意外な隣人たち。
