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ペルー

Peru

中南米・カリブ

ペルーのSpotify上位は、コロンビアプエルトリコ由来のレゲトンが中心で、K-pop(BTS、Jiminら)も根強い人気で上位に並ぶ。一方でペルー人アーティストは上位にほとんど入らない。ところが街で実際に鳴っているのは、エレキギターを軸にしたクンビア・ペルアーナ(Grupo 5、Armonía 10、Agua Marina)だ。結婚式や祭り、家族の集まりで必ずかかる、本当の意味での国民的音楽である。配信チャートは輸入物、街はクンビア——チャートと現実がこれほど食い違う国は多くない。

自国アーティストの人気曲

海外アーティストの人気曲

世代・地域・経済による違い

配信チャートを動かしているのはZ世代で、聴いているのはK-popと海外レゲトンが中心だ。これに対し、中高年と地方を支えるのがクンビア・ペルアーナで、Hermanos Yaipénのような楽団が各地のダンスホールを回り続けている。カリブ生まれのサルサペルー流に作り替えたサルサ・ペルアーナも、沿岸部では根強い。これは同じ楽団系統が手を広げたものだ。沿岸部にはもう一つ、地元の伝統歌謡クリオージョと、その源流であるアフロペルー音楽がある。なかでも、アフロペルー系のリズム「ランド」の女王と呼ばれるEva Ayllónは別格だ。深く伸びのある歌声で『Mal Paso』などを歌い継ぎ、世代を超えて愛される国民的アイコンである。アンデス高地に上がれば、昔ながらのワイノが今も祭りや行列で生きた音楽として鳴り続ける。世代だけでなく地域でもチャートは割れている。リマの海岸線と、アンデス、アマゾン——アマゾンにはチチャと呼ばれる土着のクンビアもある——同じ国にいながら、聴いている音楽はまるで別の世界だ。

参考資料

- Spotify Peru Daily: https://kworb.net/spotify/country/pe_daily.html