WorldMusic

コロンビア

Colombia

中南米・カリブ

コロンビア、とりわけメデジンは、レゲトンとそのダンス、ペレオレゲトンに合わせて腰を振る踊り)を世界へ送り出す一大拠点だ。Karol GやJ Balvinといった世界的スターを先頭に、この街からは新顔が次々と出てくる。次々と新顔が現れる秘密は街の制作網にあり、そのハブが地元出身のプロデューサー、Ovy On The Drumsだ。彼らのヒットの多くを、彼がスタジオで形にしている。さらにコロンビアは、グアラチャ(guaracha)――メデジン生まれの、打楽器を前面に押し出した高速のクラブ系電子音楽――という自前のサブジャンルまで世界のプレイリストに送り込んでいる。だが踊れる音楽の裏では、アコーディオンが主役のバジェナトやクンビアが、日々の暮らしに深く根を張っている。

自国アーティストの人気曲

  • Pico Y Chao (W Sound 08) ピコと別れW Sound ft. Kris R. & Ovy On The Drums · 2026

    Spotifyコロンビア首位。Medellín新世代のペレオ

  • Provenza プロベンサ(地名)Karol G · 2022

    Karol Gの代表曲、Medellínの地区Provenzaを軸にした夏のペレオ

    Nos pueden ver, pero tocarme no見てもいい、でも触れるのはダメ。
  • Mi Gente 私の仲間J Balvin & Willy William · 2017

    J Balvinのグローバル進出を決定づけた曲、世界中のDJプレイリストに入る。

海外アーティストの人気曲

世代・地域・経済による違い

若者はほぼ全員が、メデジンを震源地とする今のレゲトンと、それに合わせて腰を振るペレオに夢中だ。地方では、カリブ海沿岸で生まれ、アコーディオンを中心に物語をつづるバジェナトが中心で、結婚式や祭りの定番になっている。クンビアコロンビアーナも、世代を超えて愛される古典として今なお現役だ。ここでは、何を聴くかを分けるのは所得よりも世代だ。三十代の会社員も労働者階級の十代も、同じKarol Gの新曲を聴いていることは珍しくない。違うのは、その曲の前後に各自が何を流すかくらいだ。会社員は落ち着いたクロスオーバー系を、十代はもっと激しいペレオ向けの曲を選ぶ。

参考資料

- Spotify Colombia Daily: https://kworb.net/spotify/country/co_daily.html