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チリ

Chile

中南米・カリブ

チリレゲトンは、本場プエルトリココロンビアの音とは手触りが違う。シンセを効かせた低速のビートで、腰を落としてゆっくり踊るレゲトン由来のダンス「ペレオ」に合う音だ。こうして生まれたのが「レゲエtón chileno」「Trap chileno」(チリ流のレゲトントラップ)という独自シーンで、世界的にバイラルしたCris MJを筆頭に、Pailita、Polimá Westcoastらが作り上げた。チリはまた、ラテンアメリカ合衆国屈指のK-popファン大国でもある。サンティアゴは韓国系ファンイベントの規模で世界上位の常連だ。2026年、チャート上位はこの自国シーンとK-popでほぼ埋まる。国民舞踊クエカのような古い伝統音楽が日常に流れることはなく、独立記念日(9月18日)の頃にだけ表へ顔を出す。

自国アーティストの人気曲

海外アーティストの人気曲

世代・地域・経済による違い

Z世代が好んで聴くのはチリ・トラップK-popにほぼ二分され、Spotifyチリの上位も両者が交互に並ぶ。地方では、チリを代表する民族舞踊クエカが、独立を祝う国民の祝日(9月18日)の前後にあちこちで聴かれるようになる。40代以上には、ヌエバ・カンシオン・チレーナ(Víctor JaraやInti-Illimaniに代表される1960年代以降の抗議歌の運動)を自分たちの世代の歌として大切にする人が多い。この運動は左翼と結びつき、1973年の軍事クーデターで弾圧された。Víctor Jara はクーデター直後に殺害され、運動そのものが沈黙させられた——なぜ今もこの音楽に強い愛着が残るのか、その記憶が背景にある。

参考資料

- Spotify Chile Daily: https://kworb.net/spotify/country/cl_daily.html