ボンゴ・フラヴァ
1990年代後半タンザニアで、米国ヒップホップ・R&B・ダンスホールが在地のスワヒリ語ポップと融合して生まれたタンザニア国民ポピュラー音楽。
まずはここから
ひとことで言うと1990年代後半タンザニアで、米国ヒップホップ・R&B・ダンスホールが在地のスワヒリ語ポップと融合して生まれたタンザニア国民ポピュラー音楽。
まずはこの曲からProfessor Jay — Ndio Mzee ▶ YouTube
代表的な人Professor Jay
どんな音か
スワヒリ語で歌うタンザニア発のポップR&Bで、テンポは概ね95〜105BPM前後。ダンスホールやアフロビーツのドラムパターンを下敷きに、しなやかなベース、薄く広がるシンセパッド、ときどき差し込まれるピアノやアコギの単音リフが乗る。歌は鼻にかかったメロウなファルセットとオートチューンを織り交ぜ、サビでは合唱フックを重ねて開放的に響かせる。録音は中域がふくよかで、ハイハットの刻みは丸く、全体に湿度のある音像(ふくらみと余韻)が特徴。
このジャンルを特徴づける代表的なリズムパターン。再生ボタンでループ再生し、下のリズム譜で今どの拍が鳴っているかを確認できます。
聴きどころ
初めて聴くなら
代表アーティスト
- Professor Jay
- Ali Kiba
- Diamond Platnumz
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- Harmonize
代表曲
- Ali Kiba — Chekecha Cheki (2008)
- Professor Jay — Ndio Mzee (2003)
- Diamond Platnumz — Number One (2014)
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- Diamond Platnumz — Jeje (2017)
- Diamond Platnumz — African Beauty (2018)
- Diamond Platnumz — Naanaa (2018)
生まれた背景
1990年代後半、ダルエスサラームの若者たちがアメリカ合衆国ヒップホップやR&Bをスワヒリ語のリリックで翻案し始めたのが起点。「ボンゴ」はタンザニアの俗称で、ラジオ局Clouds FMやレーベルBongo Recordsの存在が普及を後押しした。
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2000年代に入りProfessor Jay、Lady Jaydeeらが土台を作り、2010年代にDiamond PlatnumzのWCBレーベルと音楽専門局を巻き込む産業化で、ケニア・ウガンダ・ルワンダ・コンゴ東部までを覆う東アフリカ共通ポップへ拡張した。
音楽的特徴の詳細
楽器ドラムマシン、シンセ、サンプラー、声
リズム4/4キック、トラップ・ハイハット、スワヒリ語ラップ
発展
プロフェッサー・ジェイ、AY、ジェイ・デ、ダイアモンド・プラチナムズが世代を更新し、2010年代にはダイアモンドが東アフリカ最大規模のスター歌手に成長した。アマピアノやアフロビーツとの交差、シンゲリへの素材提供を経て、東アフリカ汎アフリカ・ポップの中心となった。
出来事
- 1991: ストリート・ハッスラーズ結成
- 2001: プロフェッサー・ジェイがブレイク
- 2014: ダイアモンド・プラチナムズ『Number One』
- 2020: WCBレーベルがアフリカ全土で活動
派生・影響
シンゲリ、東アフリカ・ヒップホップ、アマピアノと相互影響。
その後の代表曲
- Ali Kiba — Aje (2016)
- Harmonize — Kwangwaru (2018)
日本との関係
豆知識
「ボンゴ」はスワヒリ語の「ubongo(脳)」に由来し、「頭を使って生き抜く街=ダルエスサラーム」を指す俗称。つまりボンゴ・フラヴァは直訳すると「ダルの味」になる。
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Diamond Platnumzは自身のレーベルWasafi(WCB)とテレビ局・ラジオ局までを束ねる東アフリカ最大級の音楽帝国を作り上げ、2010年代後半にはアフリカ大陸全体のYouTube再生数で常に上位を占めていた。
影響・派生で結ばれたジャンル
もっと見る(あと4件と系譜図)
感触が近い系譜も地域も違うのに、聴くと通じるジャンル
ボンゴ・フラヴァが好きな人は、この6つも刺さる可能性が高いです。系譜図には出てこない、意外な隣人たち。
