シンゲリ
2000年代タンザニア・ダルエスサラームのウスワヒリ街区で生まれた、200~300 BPMの極端な高速をスワヒリ語のラップが駆け抜けるストリート・ダンス音楽。
まずはここから
ひとことで言うと2000年代タンザニア・ダルエスサラームのウスワヒリ街区で生まれた、200~300 BPMの極端な高速をスワヒリ語のラップが駆け抜けるストリート・ダンス音楽。
まずはこの曲からSisso — Mateso ▶ YouTube
代表的な人Sisso
どんな音か
シンゲリは、タンザニアのダルエスサラームから出た超高速ストリート・ダンス音楽。BPMは200を超えることが多く、細かい電子ドラムの上をスワヒリ語のラップや掛け声が駆け抜ける。音色は荒く、シンセは鋭く、低音は軽い。SissoやBamba Panaの曲では、速度そのものが街のエネルギーとして突き刺さる。
聴きどころ
速さを数えるより、声がビートにどう乗り続けるかを聴く。ドラムは細かいが、踊りの軸は意外に明快で、短いフレーズが反復される。荒いミックスやチープなシンセも、この音楽では勢いの一部になる。
初めて聴くなら
代表アーティスト
- Sisso
- Bamba Pana
代表曲
- Sisso — Mateso (2017)
- Bamba Pana — Poaa (2018)
- Sisso — Sisso Ngwala (2018)
もっと見る(あと2件)
- Bamba Pana — Fingo Mwite (2019)
- Bamba Pana — Singeli Tribute (2020)
生まれた背景
2000年代、ダルエスサラームのウスワヒリ地区周辺で、安価な制作環境、ローカルなパーティ、MC文化から生まれた。ボンゴ・フラヴァとは違う地下のダンス音楽として育ち、Nyege Nyege周辺のリリースを通じて国際的にも知られるようになった。
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都市の若者の速度感がそのまま音になっている。
音楽的特徴の詳細
楽器サンプラー、PC、声
リズム200~300 BPM、断片的サンプル、絶叫ラップ
発展
MCドゥラ・ムソンガ、シスター・ジー、シスター・ザンディが代表的アーティストとなり、欧州のクラブ・サーキットで実験電子音楽の文脈に位置付けられた。2020年代にはタンザニア国内でも国営・商業ラジオに浸透し、ボンゴ・フラヴァの主流と接近している。
出来事
- 2004: ダルエスサラームでDJループが高速化
- 2017: ニャゲ・ニャゲ・タペスから国際盤発売
- 2019: シスター・ジーが欧州ツアー
- 2022: シンゲリ・ドキュメンタリー上映
派生・影響
ムドンド、ターラブ、ボンゴ・フラヴァを高速化したもの。グライム、フットワーク、ガバとも比較される。
日本との関係
豆知識
シンゲリは速いだけの音楽ではない。地元のMC、ダンス、結婚式や路上パーティの需要が背景にあり、グローバルなクラブが驚いた速度は、現地では日常の熱を運ぶ手段でもある。
影響・派生で結ばれたジャンル
系譜図を見る
感触が近い系譜も地域も違うのに、聴くと通じるジャンル
シンゲリが好きな人は、この6つも刺さる可能性が高いです。系譜図には出てこない、意外な隣人たち。
