ストーナー・メタル
1990年代初頭、Black Sabbathのヘヴィリフと70年代サイケデリック・ハードロックを融合したサブジャンル。
どんな音か
生まれた背景
聴きどころ
「Green Machine — Kyuss (1992)」ではリフが何小節で1サイクルするかを数える。単純に見えるリフの繰り返しの中で、ドラムがいつ「外れた」タイミングで打ち込まれるかを確認すると、単純さの中の複雑さが見えてくる。「Dragonaut — Sleep (1992)」ではギターとベースが同じ音域で動いているために音の壁になる瞬間に注目する。「No One Knows — Queens of the Stone Age (2002)」はこのジャンルの中で最もコンパクトで、ラジオで流れることを想定した構成だ。
発展
1998年頃Kyussメンバー(Josh Homme)がQueens of the Stone Age結成、メインストリーム化した。
出来事
- 1992: Kyuss『Blues for the Red Sun』 / 1993: Sleep『Sleep's Holy Mountain』 / 1998: QOTSA『Queens of the Stone Age』
派生・影響
Doom、Sludge、Desert Rock、Psychedelic Rock。
音楽的特徴
楽器歪みギター、ベース、ドラム、声
リズム中速、ファズ・リフ、グルーヴィ
代表アーティスト
- Kyuss
- Sleep
- Electric Wizard
- Queens of the Stone Age
代表曲
- Dragonaut — Sleep (1992)
- Green Machine — Kyuss (1992)
- Demon Cleaner — Kyuss (1994)
- No One Knows — Queens of the Stone Age (2002)
- Dopesmoker — Sleep (2003)
日本との関係
初めて聴くなら
「Demon Cleaner — Kyuss (1994)」から始めるのが最もとっつきやすい。リフのグルーヴ感が4分弱の中でよく整理されていて、ジャンルの「重さとノリ」を同時に体験できる。次に「Dopesmoker — Sleep (2003)」に進む勇気があれば、それはすでにストーナーの核心にいる。
豆知識
カイアスはデビューアルバムで発電機パーティーのライブを直接録音したという説があるが、実際にはスタジオ録音だ。ただしその音作りが意図的に「野外の粗さ」を再現している。スリープの「Dopesmoker」は1996年に完成したが、レーベルが内容に難色を示して長い係争となり、公式リリースは2003年になった。
影響・派生で結ばれたジャンル
同じ時期・同じ地域で生まれた他のジャンル
- ロック・メタルブルータル・デスメタル
- ロック・メタルマスロック
- ロック・メタルスクリーモ
- エレクトロニックボルチモア・クラブ
- ロック・メタルスロウコア
- ロック・メタルグランジ
- ロック・メタルインダストリアル・ロック
- ロック・メタルスラッジ・メタル
