ロック・メタル

ブルータル・デスメタル

Brutal Death Metal

アメリカ合衆国 / 北米 · 1990年〜

Death Metalを攻撃性・低音・速度に特化させたサブジャンル。

どんな音か

Death Metal をさらに極限まで暴力化したサウンド。ボーカルは極めて低く、ほぼ獣のような唸り声。ギターはかなり低音域に設定され、『何を弾いているのか分からない』レベルの複雑さ。ドラムは非常に速く、正確性が求められる。全体的に『音の暴力』を前面に出す。

生まれた背景

1990年代初頭、Suffocation(ニューヨーク)、Cannibal Corpse(フロリダ)、Devourment(テキサス)らが確立。Death Metal の商業化に対する『より過激に』への対抗。米国南部と東海岸の文化差異も反映。

聴きどころ

ボーカルの『人間ではない声』。ギターの『泥沼的』な複雑さ。ドラムの正確性と残虐性。全体的に『聴いて気持ちいい』のではなく『聴いて圧倒される』構造。初心者は耳がついていかないレベルの設計。

発展

2000年代以降、Slamの母体となった。

出来事

  • 1991: Suffocation『Effigy of the Forgotten』 / 1992: Cannibal Corpse『Tomb of the Mutilated』

派生・影響

Slam、Death Metal、Grindcore。

音楽的特徴

楽器歪みギター、ベース、ドラム、グロウル

リズム高速ブラスト、低音グロウル、ダウンチューニング

代表アーティスト

  • Cannibal Corpseアメリカ合衆国 · 1988年〜
  • Suffocationアメリカ合衆国 · 1988年〜
  • Devourmentアメリカ合衆国 · 1995年〜

代表曲

  • Effigy of the ForgottenSuffocation (1991)
  • Liege of InveracitySuffocation (1991)
  • Hammer Smashed FaceCannibal Corpse (1992)
  • BabykillerDevourment (2000)
  • Stripped, Raped and StrangledCannibal Corpse (1994)

日本との関係

日本のメタル・シーンでも、一部のマニアによって愛好されている。ただし主流ではなく、相当な『上級者向け』カテゴリー。メタル好きな日本人でも、ブルータル・デスメタル に手を出すには『相応の覚悟』が必要だとされている。

初めて聴くなら

Suffocation『Liege of Inveracity』(最初のアルバム)で基礎を。Cannibal Corpse『Hammer Smashed Face』で、別のアプローチ。最初は5分くらいで切り上げることをお勧め。

豆知識

ブルータル・デスメタル は『芸術的』というより『スポーツ的』。ドラマーの速度、ギタリストの正確性が技術として評価される。リスナーも『どの程度のテクニックか』を基準に判定することが多い。

影響・派生で結ばれたジャンル

ブルータル・デスメタルを中心とした近傍図。中心と直接結ばれるエッジが強調表示されます。

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同じ時期・同じ地域で生まれた他のジャンル

アメリカ合衆国 · 1990年前後 (±25年)

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