サンテリア音楽
キューバで成立したヨルバ系アフロ・キューバン宗教ルクミの儀礼音楽。
まずはここから
ひとことで言うとキューバで成立したヨルバ系アフロ・キューバン宗教ルクミの儀礼音楽。
まずはこの曲からMerceditas Valdés — Toque para Yemayá ▶ YouTube
代表的な人Merceditas Valdés
どんな音か
聴きどころ
ドラムパターンの反復リズムが、精神状態を導く(トランス状態への誘導)ために、意図的に設計されている。Merceditas Valdésの声は、讃詞(オリキ)を『歌う』というより『祈る』に近い。声の張り方、言葉の発音の強弱が、神への敬意と親密さの両方を表現する。儀礼のドキュメンタリー映像とともに聴くと、音と動き(踊りと祭祀行為)の関係が明らかになる。
初めて聴くなら
代表アーティスト
- Merceditas Valdés
代表曲
- Merceditas Valdés — Toque para Yemayá
- Merceditas Valdés — Toque para Shangó
生まれた背景
音楽的特徴の詳細
楽器バター三太鼓、シェケレ、アグベ、声、合唱
リズムトケ・デ・サント(神別リズム)、コール&レスポンス、ルクミ語(ヨルバ系)
発展
19世紀末から20世紀にかけて聖別された(『誕生した』)バター太鼓制度が確立し、特定の神々に捧げられた儀礼レパートリーが整理された。1959年キューバ革命後は一時抑圧されたが、1990年代以降の宗教回復で再活性化、ファンキーや現代ジャズ、ティンバ等の世俗音楽にも影響している。
出来事
- 1843-44: 『ラ・エスカレラ陰謀』、ルクミ宗教共同体組織化
- 1959: キューバ革命、宗教制限
- 1995: ハバナ・サンテリア国際儀礼会議
- 2003: ユネスコ・キューバ声楽遺産にルクミを含める検討開始
派生・影響
アフロ・キューバン・ジャズ、ルンバ・グアグアンコ(部分的)、現代ティンバ、コロンビア・チャングイ等カリブ宗教音楽全般。
日本との関係
キューバ文化への学術的興味が高まった1980年代以降、Santería音楽もマイナーながら知られるようになったが、宗教としての理解はほぼ進まず、『呪い・秘術』的なイメージで消費される傾向がある。
豆知識
Merceditas Valdésは1913年生まれで、キューバ音楽界の女性第一人者。彼女の『Santería歌唱』はスタジオ録音ではなく、生きた儀礼から採譜・記録されたもの。
影響・派生で結ばれたジャンル
系譜図を見る
感触が近い系譜も地域も違うのに、聴くと通じるジャンル
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