ルンバ・クバーナ
19世紀キューバの黒人労働者地区で生まれたアフロ・キューバン打楽器・歌・踊りの複合体で、コンガとカホンに導かれる三様式(ヤンブー、グアグアンコー、コルンビア)を持つ。
まずはここから
ひとことで言うと19世紀キューバの黒人労働者地区で生まれたアフロ・キューバン打楽器・歌・踊りの複合体で、コンガとカホンに導かれる三様式(ヤンブー、グアグアンコー、コルンビア)を持つ。
まずはこの曲からLos Muñequitos de Matanzas — Rezos a la Yemaya
代表的な人Los Muñequitos de Matanzas
どんな音か
キューバのアフロ系コミュニティに伝わる伝統的打楽器・歌・踊りの集合。打楽器のみの編成: 3つの異なる音域のコンガ(クィント=高音、トレス=中音、トゥンバドーラ=低音)、クラベス(2本の硬い木の棒)、カホン(箱型打楽器)時々。ヴォーカルは男声中心、コール&レスポンス形式。歌詞はスペイン語(時にアフリカ系言語の言葉が混ざる)、テーマはストリートの会話、恋愛、宗教(サンテリア)、政治。「ルンバ・クバーナ」(ゆっくり)、「ルンバ・クバーナ」(中速、男女の求愛舞踊)、「ルンバ・クバーナ」(高速、男性ソロダンス)の3形式。
このジャンルを特徴づける代表的なリズムパターン。再生ボタンでループ再生し、下のリズム譜で今どの拍が鳴っているかを確認できます。
聴きどころ
3つのコンガ(高音・中音・低音)が異なるパターンで重なる多層構造。クラベス(2本の木の棒)がリズムの基準を提供する。歌い手が即興で詩を歌い、コーラスが「キント・ナ・パーリー(高音コンガ、ナ・パーリー)」と返すコール&レスポンス。「ルンバ・クバーナ」では男女の求愛舞踊が伴い、男性ダンサーが女性に「ヴァクナオ(腰の振り)」を仕掛けるところが見せ場。
初めて聴くなら
1枚だけ聴くなら、Los Muñequitos de Matanzas『Vacunao』(1995)。Rumbaの代表的録音。Yoruba Andabo『Hipiritismo』。映画『Buena Vista Social Club』のサウンドトラックも入口として良い。
代表アーティスト
- Los Muñequitos de Matanzas
代表曲
- Los Muñequitos de Matanzas — Rezos a la Yemaya (1976)
生まれた背景
音楽的特徴の詳細
楽器コンガ(3種)、カタ、クラベ、声、合唱
リズムヤンブー(緩慢)、グアグアンコー(中速)、コルンビア(高速・男性のみ)
発展
20世紀前半に商業録音され、1950年代以降「Los Muñequitos de Matanzas」「Conjunto Folklórico Nacional」が古典化を進めた。1959年革命後はキューバ政府の文化政策で国民文化として制度化、ユネスコ無形文化遺産に2016年登録された。サルサ、ラテン・ジャズ、現代キューバ・ヒップホップに深い影響を与え続ける。
出来事
- 1947: 「Los Muñequitos de Matanzas」結成
- 1962: キューバ・国民フォルクローレ・アンサンブル設立
- 1976: 国際ルンバ・フェス
- 2016: ユネスコ無形文化遺産登録
派生・影響
サルサ、ティンバ、ラテン・ジャズの基層。アフロ・ペルーのフェステホとも親縁。
日本との関係
日本でのRumba Cubanaシーンは小規模だが、ラテン音楽愛好者・打楽器奏者の間で支持される。Sergio Mendes、Buena Vista Social Clubの周辺音楽として認知されている。
豆知識
「Rumba」という言葉は、世界中で違うジャンルを指す。Cuban Rumba(打楽器中心、伝統)、ルンバ・コンゴレーズ(エレキ化、アフリカ)、フラメンコ Rumba(スペイン)、Ballroom Rumba(社交ダンスの教育用、Cuban Rumbaの誤認)、すべて起源は違う別物。
影響・派生で結ばれたジャンル
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