サイケポップ
2010年代以降のサイケデリック寄りポップ。Tame Impala(Kevin Parker)が中心、Pond、MGMTらが系列。Beatles以降のサイケ伝統を電子化・現代化。
まずはここから
ひとことで言うと2010年代以降のサイケデリック寄りポップ。Tame Impala(Kevin Parker)が中心、Pond、MGMTらが系列。Beatles以降のサイケ伝統を電子化・現代化。
まずはこの曲からMGMT — Time to Pretend ▶ YouTube
代表的な人MGMT
どんな音か
サイケポップ(2010年代以降)は、1960年代後半のサイケデリック・ロックを現代のベッドルーム録音と808世代のリズム感覚で書き直したジャンルだ。BPMは100〜120のミディアムで、フェイザー/フランジャーで揺れるエレキギター、コーラスのかかった甘いシンセ、ややハイ落ちした録音マスター、そしてマルチトラックでレイヤーしたファルセット歌唱が特徴になる。Tame Impalaの『Currents』(2015) で確立された「アナログ風だが完全にデジタルで作られた」温度感が標準で、聴くと水中で泳いでいるような浮遊感がある。Pondのように1960年代の質感を強く残すバンド、MGMTのインディポップ寄りの手触りまで含めて、共通するのは「夢の中の歌」のような半覚醒の声と空気だ。
聴きどころ
初めて聴くなら
代表アーティスト
- MGMT
- Tame Impala
- Pond
代表曲
- MGMT — Time to Pretend (2007)
- Tame Impala — The Less I Know the Better (2015)
- Pond — The Weather (2017)
生まれた背景
発端は2000年代後半のオーストラリア・パースで、Kevin Parker率いるTame Impalaが自宅録音で『Innerspeaker』(2010) を完成させたことだ。彼はジョン・レノンやTodd Rundgrenを敬愛しつつ、Pro ToolsとMIDIで全パートを一人で作り上げ、結果として「60年代と現代の中間」のような音を発明した。
日本との関係
豆知識
Tame Impalaは「バンド」と思われがちだが、スタジオ録音上は完全にKevin Parker一人のプロジェクトで、ライブ時のみメンバーが揃う。彼はテイラー・スウィフトの『Lover』(2019) やリアーナ周辺のプロデュースにも関わり、サイケポップの音響感覚はメジャー・ポップの中に浸透している。
影響・派生で結ばれたジャンル
系譜図を見る
感触が近い系譜も地域も違うのに、聴くと通じるジャンル
サイケポップが好きな人は、この6つも刺さる可能性が高いです。系譜図には出てこない、意外な隣人たち。
関連ジャンルを探す
- エレクトロニックフューチャー・ベース
- ヒップホップ・R&Bオーストラリアン・ヒップホップ
