スムースジャズ
1980年代に成立した、ポップでメロディアスなフュージョン由来のジャズ。
どんな音か
BPM は 80〜 100 で、ビートは常に soft。楽器は soprano saxophone, electric piano, electric bass, brush drum が主役。音響全体は『夜間のラウンジ』を想定しており、loudness が deliberately constrained される。ボーカルもごく稀で、楽器の harmonic な movement が narrative を担当。reverb と delay が deep に設定され、『空間の中で弾む』という感覚。フレージング中心で、melody line は simple。
生まれた背景
1980 年代、Fusion の『 fusion of jazz と pop 』というコンセプトを『 radio-friendly で sell しやすい』という商業化の観点から徹底させた結果 スムースジャズ が確立された。Kenny G『 Songbird 』(1986)、Grover Washington Jr.『 Just the Two of Us 』(1981) といった曲が FM radio で constant に流され、『 Background music 』としてのポジショニングが固定された。
聴きどころ
Saxophone の tone quality と vibrato、Electric Bass のパターンの simplicity、コード進行の『予測可能さ』を逆手に取った美しさ。
代表アーティスト
- George Benson
- Grover Washington Jr.
- Kenny G
代表曲
- Mister Magic — Grover Washington Jr. (1975)
- Breezin' — George Benson (1976)
- Just the Two of Us — Grover Washington Jr. (1981)
- Songbird — Kenny G (1986)
- Forever in Love — Kenny G (1992)
日本との関係
初めて聴くなら
Kenny G『Songbird』は スムースジャズ の『究極の non-intrusive さ』を体現しており、『Forever in Love』で同ジャンルの『感動的さ』の限界を感じる。
豆知識
スムースジャズ は『 jazz 』と名乗っているが、jazz musician からは『 jazz の魂を失った商業ジャンル』として批判されることも多い。ただし定義の問題として、『誰がこのジャンルを『真の jazz 』と認定するのか』という根本的な issue がある。
