ジャズ

スムースジャズ

Smooth Jazz

アメリカ合衆国 / 北米 · 1980年〜

1980年代に成立した、ポップでメロディアスなフュージョン由来のジャズ。

どんな音か

BPM は 80〜 100 で、ビートは常に soft。楽器は soprano saxophone, electric piano, electric bass, brush drum が主役。音響全体は『夜間のラウンジ』を想定しており、loudness が deliberately constrained される。ボーカルもごく稀で、楽器の harmonic な movement が narrative を担当。reverb と delay が deep に設定され、『空間の中で弾む』という感覚。フレージング中心で、melody line は simple。

生まれた背景

1980 年代、Fusion の『 fusion of jazz と pop 』というコンセプトを『 radio-friendly で sell しやすい』という商業化の観点から徹底させた結果 スムースジャズ が確立された。Kenny G『 Songbird 』(1986)、Grover Washington Jr.『 Just the Two of Us 』(1981) といった曲が FM radio で constant に流され、『 Background music 』としてのポジショニングが固定された。

聴きどころ

Saxophone の tone quality と vibrato、Electric Bass のパターンの simplicity、コード進行の『予測可能さ』を逆手に取った美しさ。

代表アーティスト

  • George Bensonアメリカ合衆国 · 1954年〜
  • Grover Washington Jr.アメリカ合衆国 · 1971年〜1999
  • Kenny Gアメリカ合衆国 · 1973年〜

代表曲

日本との関係

日本での『 スムースジャズ ブーム』は 1980 年代後半から 1990 年代にかけて顕著で、elevator music や coffee shop の『定番』になった。今もラウンジ施設に多用されている。

初めて聴くなら

Kenny G『Songbird』は スムースジャズ の『究極の non-intrusive さ』を体現しており、『Forever in Love』で同ジャンルの『感動的さ』の限界を感じる。

豆知識

スムースジャズ は『 jazz 』と名乗っているが、jazz musician からは『 jazz の魂を失った商業ジャンル』として批判されることも多い。ただし定義の問題として、『誰がこのジャンルを『真の jazz 』と認定するのか』という根本的な issue がある。

影響・派生で結ばれたジャンル

ジャンル関係図1960年代1980年代スムースジャズスムースジャズフュージョンフュージョン凡例派生影響同系統
凡例
派生影響同系統
スムースジャズを中心とした近傍図。中心と直接結ばれるエッジが強調表示されます。

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同じ時期・同じ地域で生まれた他のジャンル

アメリカ合衆国 · 1980年前後 (±25年)

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