ポップ

電波ソング

Denpa Song

日本 / 東アジア · 2002年〜

意味不明・過剰反復・キャラクター声優中心の歌詞構造を持つ、日本のオタク文化系ノヴェルティポップ。

どんな音か

意味不明・過剰反復・ナンセンス歌詞が特徴のボーカル・ポップ。ボーカルはキャラクター声優または『キャラクター化した個人』。音楽的には J-pop の枠組みながら、意図的に『違和感』『ずれ』を持ち込む。シンセ、サンプル、ボーカロイド的な音声処理が自然に混在。『楽しさ』『気持ち悪さ』『中毒性』が一体化している。

生まれた背景

2000年代初頭、同人音楽シーン(特にニコニコ動画)で『電波的な感覚(意味不明だが中毒的)』を意識的に音楽化したジャンル。桃井はるこ『Tronikana』(2003) が先駆的な作品で、その後『ボーカロイド文化』『アニメ』『ノヴェルティーポップ』が融合。2000年代後半から 2010年代にかけて、でんぱ組などアイドルグループが電波ソング的な楽曲で大衆化。

聴きどころ

『意味を求める』ことを放棄する。反復される『音の塊』が『意味』を持たずに快感を与える。でんぱ組『Kaeshite! Knee Socks』(2013) では、『Knee Socks』という造語がナンセンスながら『かわいさ』として機能。桃井『W.W.D』(2012) は『何を表現しているのか』が曖昧なまま、その『曖昧さ』が音の本質。

発展

後の同人音楽・Vocaloid文化に流入し、アニソンの一形態として定着した。

出来事

  • 2003: UNDER17活動本格化 / 2005: 『電波ソング全集』

派生・影響

Akiba-pop、Vocaloid、Doujin Music。

音楽的特徴

楽器シンセ、声、バンド編成

リズム高速、反復フック、ピッチ高めヴォーカル

代表アーティスト

  • 桃井はるこ日本 · 1996年〜
  • でんぱ組.inc日本 · 2008年〜

代表曲

日本との関係

日本発祥で、特にニコニコ動画文化と一体化。『ボーカロイド』『アイドル』『ゲーム』などの日本のサブカル文化の象徴として、海外にも認識されている。

初めて聴くなら

でんぱ組『Kaeshite! Knee Socks』(2013) は短く(2 分 30 秒)、中毒性が明確。桃井『Tronikana』(2003) で『電波ソング』の原型を。

豆知識

『電波』は日本語で『変な電波を受信している』という比喩から、『意味不明だが中毒的』という意味で使われるようになった。『電波ソング』の『ソング』は英語の song で、純粋な『歌曲』というより『ネタ楽曲』に近い。でんぱ組は『でんぱ組.inc』という企業名で活動しており、その『企業性』と『ナンセンス』の混在もジャンルの特徴。

影響・派生で結ばれたジャンル

ジャンル関係図1990年代2000年代電波ソング電波ソング秋葉系/アキバポップ秋葉系/アキバポップ凡例派生影響同系統
凡例
派生影響同系統
電波ソングを中心とした近傍図。中心と直接結ばれるエッジが強調表示されます。

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同じ時期・同じ地域で生まれた他のジャンル

日本 · 2002年前後 (±25年)

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