電波ソング
意味不明・過剰反復・キャラクター声優中心の歌詞構造を持つ、日本のオタク文化系ノヴェルティポップ。
どんな音か
意味不明・過剰反復・ナンセンス歌詞が特徴のボーカル・ポップ。ボーカルはキャラクター声優または『キャラクター化した個人』。音楽的には J-pop の枠組みながら、意図的に『違和感』『ずれ』を持ち込む。シンセ、サンプル、ボーカロイド的な音声処理が自然に混在。『楽しさ』『気持ち悪さ』『中毒性』が一体化している。
生まれた背景
聴きどころ
『意味を求める』ことを放棄する。反復される『音の塊』が『意味』を持たずに快感を与える。でんぱ組『Kaeshite! Knee Socks』(2013) では、『Knee Socks』という造語がナンセンスながら『かわいさ』として機能。桃井『W.W.D』(2012) は『何を表現しているのか』が曖昧なまま、その『曖昧さ』が音の本質。
発展
後の同人音楽・Vocaloid文化に流入し、アニソンの一形態として定着した。
出来事
- 2003: UNDER17活動本格化 / 2005: 『電波ソング全集』
派生・影響
Akiba-pop、Vocaloid、Doujin Music。
音楽的特徴
楽器シンセ、声、バンド編成
リズム高速、反復フック、ピッチ高めヴォーカル
代表アーティスト
- 桃井はるこ
- でんぱ組.inc
代表曲
- W.W.D — でんぱ組.inc (2012)
DPG Lullaby — でんぱ組.inc (2014)
Tronikana — 桃井はるこ (2003)
Kaeshite! Knee Socks — でんぱ組.inc (2013)
Sansan Sunshine — でんぱ組.inc (2015)
日本との関係
初めて聴くなら
でんぱ組『Kaeshite! Knee Socks』(2013) は短く(2 分 30 秒)、中毒性が明確。桃井『Tronikana』(2003) で『電波ソング』の原型を。
豆知識
『電波』は日本語で『変な電波を受信している』という比喩から、『意味不明だが中毒的』という意味で使われるようになった。『電波ソング』の『ソング』は英語の song で、純粋な『歌曲』というより『ネタ楽曲』に近い。でんぱ組は『でんぱ組.inc』という企業名で活動しており、その『企業性』と『ナンセンス』の混在もジャンルの特徴。
影響・派生で結ばれたジャンル
同じ時期・同じ地域で生まれた他のジャンル
- ポップ東方アレンジ音楽
- ロック・メタル日本のマスロック
- エレクトロニックオンキョー(音響)
- ポップボーカロイド
- ポップ同人音楽
- 古典ビジュアルノベル音楽
- ポップ渋谷系
- ポップシティポップ・リバイバル
