クドゥロ
1990年代アンゴラ・ルアンダの戦時郊外で生まれた、超高速の打ち込みリズムとエネルギッシュなラップ・ダンスのアフロ・エレクトロ・ジャンル。
どんな音か
生まれた背景
聴きどころ
キックの音が歪んでいることに最初に気づく。これはわざと圧縮をかけた加工によるもので、クドゥロのサウンドシグネチャーだ。次に、リズムパターンがアフリカのポリリズム感覚(複数のリズムが少しずれて重なる)を電子音で再現していることを聴き取る。バラカ・ソン・システマの曲は国際的に洗練されているため、アンゴラ土着の初期録音と比べると違いが分かる。
発展
2000年代後半リスボン経由で欧米クラブに広まり、ムウラチェ&マルファラ、バトイダンサ、DJマルファラなどポルトガル系アンゴラ二世が国際展開した。M.I.A.「Bucky Done Gun」やマドンナ「Bitch I'm Madonna」(2015年に当該リズム引用)を介してメインストリームと接合した。
出来事
- 1994: 初期マスター・ジェイがDJセット
- 1996: トニ・アマド名作
- 2007: ブラリア『ソウ・キング・ンサンジ』
- 2015: マドンナがクドゥロ風楽曲を発表
派生・影響
センバから派生してクドゥロが成立。バトイダ、UKフック・テクノと交差。
音楽的特徴
楽器ドラムマシン、サンプラー、PC、声
リズム140+ BPM、跳ねるパーカッション、叫ぶラップ
代表アーティスト
- Tony Amado
- Buraka Som Sistema
代表曲
- Kalemba (Wegue Wegue) — Buraka Som Sistema (2008)
- Sound of Kuduro — Buraka Som Sistema (2008)
- Hangover (BaBaBa) — Buraka Som Sistema (2014)
New Africas Pt. I — Buraka Som Sistema (2008)
Amba — Tony Amado (1996)
日本との関係
初めて聴くなら
バラカ・ソン・システマの「Sound of クドゥロ」(2008年)または「Kalemba (Wegue Wegue)」(2008年)から聴く。ヨーロッパで制作された分、初心者でも入りやすい音質になっている。続けてトニー・アマドの「Amba」(1996年)を聴くと、ルアンダ原産のよりローファイな質感が体感できる。
