越劇
浙江省嵊州発祥、女優中心で叙情を特色とする中国地方戯曲。
まずはここから
ひとことで言うと浙江省嵊州発祥、女優中心で叙情を特色とする中国地方戯曲。
まずはこの曲から袁雪芬 — Liang Shanbo and Zhu Yingtai ▶ YouTube
代表的な人袁雪芬
どんな音か
聴きどころ
まず声の柔らかい揺れを聴く。越劇の歌は、強く張るより、言葉の終わりをしなやかに伸ばして感情をにじませる。弦楽器の伴奏は控えめだが、登場人物の心の動きを支える。物語を知らなくても、恋人同士の掛け合いや別れの場面では、旋律の細かい装飾に感情の重さが出る。
初めて聴くなら
入口は「梁山伯與祝英台 — 袁雪芬 (1953)」。悲恋物語と叙情的な歌唱が越劇の魅力を分かりやすく伝える。続けて「The Story of Xiang Lin's Wife — 袁雪芬 (1948)」で社会劇的な深みを、「Dream of the Red Chamber — 袁雪芬 (1962)」で文学的な題材との相性を聴きたい。
代表アーティスト
- 袁雪芬
代表曲
- 袁雪芬 — Liang Shanbo and Zhu Yingtai (1953)
- 袁雪芬 — 梁山伯與祝英台 (1953)
- 袁雪芬 — Dream of the Red Chamber (1962)
もっと見る(あと2件)
- 袁雪芬 — The Story of Xiang Lin's Wife (1948)
- 袁雪芬 — Tales of the Western Chamber (1955)
生まれた背景
20世紀初頭、農村の語り物や民間芸能から発展し、上海など都市の劇場文化の中で洗練された。女性劇団が大きな役割を果たし、女優が男性役を演じることも越劇の人気を支えた。
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袁雪芬らは演技、音楽、脚本を改革し、越劇を近代的な舞台芸術へ押し上げた。
音楽的特徴の詳細
楽器二胡、琵琶、笛、揚琴、板鼓、声
リズム尺調・四工調の二大声腔、女声中心の柔らかな旋律、抒情的展開
発展
1940年代、袁雪芬らの女優が革新運動を推進し、台本・舞台美術・伴奏を近代化した。1953年映画版『梁山伯與祝英台』が国際的成功を収め、東欧・日本で公開された。文革期に弾圧されたが、改革開放後に復興した。
出来事
- 1906年: 嵊州落地唱書を起源とする越劇成立。
- 1923年: 女班の登場。
- 1942年: 袁雪芬らによる新越劇運動。
- 1953年: 映画『梁山伯與祝英台』国際公開。
- 1984年: 浙江小百花越劇団結成。
派生・影響
中国の地方戯曲改革のモデルとなり、上海越劇院・浙江小百花越劇団など主要劇団が現代演出を発展させた。香港の長編映画・テレビドラマにも素材を提供した。
日本との関係
豆知識
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声の美しさだけでなく、近代中国の都市文化とジェンダーの歴史も映している。
影響・派生で結ばれたジャンル
系譜図を見る
感触が近い系譜も地域も違うのに、聴くと通じるジャンル
越劇が好きな人は、この6つも刺さる可能性が高いです。系譜図には出てこない、意外な隣人たち。
