マカロニ・ウエスタン音楽
1960-70年代イタリア西部劇映画の音楽。Ennio Morriconeが定式化した独特の音響世界。
まずはここから
ひとことで言うと1960-70年代イタリア西部劇映画の音楽。Ennio Morriconeが定式化した独特の音響世界。
まずはこの曲からEnnio Morricone — L'Estasi dell'Oro ▶ YouTube
代表的な人Ennio Morricone
どんな音か
マカロニ・ウエスタン音楽は、1960年代から70年代のイタリア製西部劇を彩った映画音楽。口笛、エレキギター、鞭の音、男声コーラス、トランペット、奇妙な打楽器が、乾いた荒野と決闘の緊張を作る。Ennio Morriconeの音楽は、アメリカ合衆国西部劇の大管弦楽とは違う、神話的で不穏な音響を定着させた。
聴きどころ
旋律だけでなく、音色の記号性を聴く。口笛は孤独、トランペットは宿命、ギターは暴力、コーラスは宗教的な影を帯びることがある。短い動機が何度も戻り、決闘のたびに意味を増す。映画を見ずに聴いても強いが、画面の沈黙と合わせると、音がどれだけ空白を支配しているかが分かる。
初めて聴くなら
入口は「The Good, the Bad and the Ugly — Ennio Morricone (1966)」。叫びのような主題と音色の奇抜さが一曲で分かる。続けて「L'Estasi dell'Oro — Ennio Morricone (1966)」で壮大な高揚を、「Man with a Harmonica — Ennio Morricone (1968)」で不気味な人物テーマを聴きたい。
代表アーティスト
- Ennio Morricone
代表曲
- Ennio Morricone — L'Estasi dell'Oro (1966)
- Ennio Morricone — The Good, the Bad and the Ugly (1966)
- Ennio Morricone — Man with a Harmonica (1968)
もっと見る(あと2件)
- Ennio Morricone — Once Upon a Time in the West (1968)
Ennio Morricone — A Fistful of Dollars (1964)
生まれた背景
セルジオ・レオーネ作品の成功によって、イタリア西部劇は国際的な現象になった。低予算映画が多かったため、音楽は少ない素材で強い印象を残す必要があった。
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Morriconeは録音技術、実験音楽、ポップな旋律を組み合わせ、映画の画面より先に音だけで登場人物の気配を作った。
音楽的特徴の詳細
楽器口笛、エレキギター、コーラス、ハーモニカ、SE
リズムシネマティック、宗教的合唱、ガンショットSE
発展
1968年『ウエスタン』、1971年『夕陽のギャングたち』で完成形へ。後の Quentin Tarantino作品など現代映画でも引用が続く。
出来事
- 1964: 『荒野の用心棒』 / 1966: 『続・夕陽のガンマン』 / 1968: 『ウエスタン』
派生・影響
Cinematic Score、Lounge、Hauntology(引用源)。
日本との関係
豆知識
Morriconeはしばしば撮影前に音楽を作り、レオーネが現場でその音楽を流しながら演出したと語られる。つまり音楽は後から付けられた飾りではなく、画面のリズムや俳優の間を決める設計図でもあった。
影響・派生で結ばれたジャンル
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