ライコ
ブズーキを軸に据えた、戦後ギリシャの庶民の心を映す都市大衆歌謡。
まずはここから
ひとことで言うとブズーキを軸に据えた、戦後ギリシャの庶民の心を映す都市大衆歌謡。
まずはこの曲からStelios Kazantzidis — Yparxo ▶ YouTube
代表的な人Stelios Kazantzidis
どんな音か
ライコは、撥弦楽器ブズーキの哀愁ある音色を軸にした戦後ギリシャの庶民の歌謡だ。しゃくり上げるような節回しのボーカルが、失恋や貧しさ、出稼ぎの寂しさをストレートに歌う。ゆったりした9拍子のゼイベキコなど独特の舞踊リズムに乗り、酒場(ブズーキア)で生演奏されるのが定番だった。
聴きどころ
まずブズーキのきらめく旋律とトレモロに耳を傾けたい。9/8拍子のゼイベキコの独特の足取り、こぶしを効かせた濃厚な歌唱、そして酒場で客が床に膝をついて踊る情景を想像すると世界に入りやすい。
初めて聴くなら
ステリオス・カザンジディスの「Yparxo」が、苦悩を込めた歌唱とブズーキの魅力を一度に伝える標準形で入りやすい。
代表アーティスト
- Stelios Kazantzidis
- Grigoris Bithikotsis
代表曲
- Stelios Kazantzidis — Yparxo (1959)
- Grigoris Bithikotsis — Stou Belami to Bouzouki (1965)
生まれた背景
音楽的特徴の詳細
楽器ブズーキ、バグラマス、ギター、アコーディオン、管弦楽
リズム9拍子のゼイベキコ、ハサピコ、チフテテリ(9/8や2/4)などの舞踊リズム
発展
ステリオス・カザンジディスが苦悩を込めた歌唱で「庶民の声」となり、グリゴリス・ビシコチスらが続いた。1960年代以降はより洗練されたアレンジが加わり、現代ギリシャ・ポップへと連なる本流となった。
出来事
- 1959年: ステリオス・カザンジディスの「Yparxo」が大ヒットする。
- 1960年代: グリゴリス・ビシコチスがブズーキ歌謡の代表的歌手となる。
派生・影響
後の世代ではポップやロックの要素を取り入れたライコ・ポップ、エンデフノとの境界をまたぐ作品なども生まれ、現在もギリシャのポピュラー音楽の根幹を成している。
日本との関係
豆知識
影響・派生で結ばれたジャンル
系譜図を見る
感触が近い系譜も地域も違うのに、聴くと通じるジャンル
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