シンヤオ
1980年代シンガポールで生まれた、華人若者のフォーク・ポップ運動。
まずはここから
ひとことで言うと1980年代シンガポールで生まれた、華人若者のフォーク・ポップ運動。
まずはこの曲からリャン・ウェンフー — Xi Shui Chang Liu ▶ YouTube
代表的な人リャン・ウェンフー
どんな音か
聴きどころ
大きな編曲より、言葉の置き方と旋律の素直さを聴く。ギターやピアノの伴奏に乗る歌は控えめだが、青春の記憶や都市の小さな感情を丁寧にすくう。派手な歌唱力を競う音楽ではないため、歌詞の意味、声の近さ、合唱しやすいサビに耳を向けると魅力が出てくる。
初めて聴くなら
入口は「細水長流 — リャン・ウェンフー (1986)」。静かな旋律と長く残る青春感がシンヤオの核をよく示す。続けて「Yi Bu Yi Bu Lai — リャン・ウェンフー (1986)」で親しみやすい語り口を、「Tong Nian — リャン・ウェンフー (1990)」で回想的な温かさを聴くとよい。
代表アーティスト
- リャン・ウェンフー
代表曲
- リャン・ウェンフー — Xi Shui Chang Liu (1985)
- リャン・ウェンフー — Tong Nian (1990)
リャン・ウェンフー — Yi Bu Yi Bu Lai (1986)
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リャン・ウェンフー — 細水長流 (1986)- リャン・ウェンフー — Xi You Ji (1988)
生まれた背景
シンガポールの華語教育、キャンパス文化、ラジオ番組、作詞作曲コンテストを背景に広がった。国民国家としてのシンガポールが多言語社会を整えていく中で、華人若者が自分たちの声を華語ポップとして表現した運動でもある。
音楽的特徴の詳細
楽器アコースティック・ギター、ピアノ、声、シンプルなバンド編成
リズムフォーク・ポップ拍子、華語歌詞、若者の自作自演性
発展
1984年にリヴィング・タッチ・コンサート、1985年に第1回新謡セッションが開催され、リャン・ウェンフー・コリン・コー・チェン・ジュアン・スンらアーティストが続出した。1990年代以降はマンドポップに発展して台湾市場にも参入したが、シンヤオというジャンル名はノスタルジーを伴って語り継がれる。
出来事
- 1979年: シンガポール華語使用運動開始。
- 1984年: 学生歌謡コンテスト全国化。
- 1985年: 第1回新謡セッション。
- 1990年代: マンドポップ市場進出(リャン・ウェンフー)。
- 2014年: 30周年記念コンサート開催。
派生・影響
シンガポール・マレーシアのマンドポップ歌謡市場の母体、台湾校園民歌との文化的連続性、現代シンガポール華人アイデンティティの音楽的記憶を構成する。
日本との関係
豆知識
シンヤオは新加坡歌謡を縮めた言葉とされる。ジャンル名には、シンガポールの歌という強い地域意識が入っている。
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華語圏ポップの一部でありながら、都市国家の教育制度、学生文化、多言語環境が生んだ独自の音楽運動だった。
影響・派生で結ばれたジャンル
系譜図を見る
感触が近い系譜も地域も違うのに、聴くと通じるジャンル
シンヤオが好きな人は、この6つも刺さる可能性が高いです。系譜図には出てこない、意外な隣人たち。
