介入の歌
独裁に抗ったポルトガルの抵抗歌。革命の合図となった歌も。
どんな音か
生まれた背景
聴きどころ
発展
ゼカ・アフォンソの『グランドラ、褐色の町』は、1974年4月25日、革命派軍人がラジオで放送して蜂起開始の合図とした曲として知られ、無血の「カーネーション革命」の象徴となった。革命後はこの音楽が自由の記憶として歌い継がれている。
出来事
- 1963年: ゼカ・アフォンソが『Os Vampiros』を発表、寓意で体制を批判。
- 1971年: 『Grândola, Vila Morena』が発表される。
- 1974年: ラジオ放送された同曲がカーネーション革命の合図となる。
派生・影響
ラテンアメリカのヌエバ・カンシオンと精神を共有する欧州の抵抗歌。後のポルトガル・フォークやファドの社会派表現にも影響した。
音楽的特徴
楽器アコースティック・ギター、ポルトガル・ギター、声、合唱
リズム抑制された静かな歌、民謡・学生歌の旋律、寓意的歌詞
代表アーティスト
- Zeca Afonso
- Adriano Correia de Oliveira
- José Mário Branco
代表曲
- Os Vampiros — Zeca Afonso (1963)
- Trova do Vento que Passa — Adriano Correia de Oliveira (1963)
- Grândola, Vila Morena — Zeca Afonso (1971)
日本との関係
初めて聴くなら
ゼカ・アフォンソ『グランドラ、褐色の町(Grândola, Vila Morena)』(1971)が必聴で、革命の合図となった歴史そのものを背負う一曲。寓意による批判を知るなら同じくゼカ・アフォンソ『Os Vampiros』(1963)を。
豆知識
『グランドラ、褐色の町』は1974年4月25日未明、革命派軍人がラジオで流して蜂起開始の合図とした。一曲の放送が無血の「カーネーション革命」の引き金を引いた、世界でも稀な例である。
