メロディック・デスメタル
1990年代スウェーデン・ヨーテボリで成立した、Death Metalにメロディックなツインギターハーモニーを導入したサブジャンル。
どんな音か
Death Metal の低い声、複雑な構造に、ツインギターの『美しいハーモニー』を加えたもの。テンポは高速だが、メロディが記憶に残る。ボーカルは低いが、歌唱性がある。ギターは歪んでいるが、旋律が明確。全体的に『暴力と美しさの共存』。
生まれた背景
1990年代スウェーデン・ヨーテボリ地域で、At the Gates が先駆。In Flames が商業的に拡大。北欧の『叙情性』とメタルの『破壊性』を融合させた地域的特色。
聴きどころ
ツインギターの『ハーモニー』に耳を奪われやすいが、ベースラインとドラムのポリリズムも重要。ボーカルが『何を言っているのか』理解できなくても、『感情』は伝わる設計。全体的に『クラシック的な構成』がメタル的暴力性を支えている。
発展
2000年代初頭メインストリームMetalcore(Killswitch Engage、As I Lay Dying)へ大きな影響を与えた。
出来事
- 1995: At the Gates『Slaughter of the Soul』 / 1996: In Flames『The Jester Race』
派生・影響
Death Metal、Metalcore、Power Metal。
音楽的特徴
楽器ツインギター、ベース、ドラム、グロウル
リズム高速、メロディックリード、ブラスト
代表アーティスト
- At the Gates
- In Flames
代表曲
- Slaughter of the Soul — At the Gates (1995)
- Suicide Nation — At the Gates (1995)
- Only for the Weak — In Flames (2000)
- Cold — In Flames (2002)
- Trigger — In Flames (2002)
日本との関係
日本のメタル・ファンにとって メロディック・デスメタル は『次のステップ』。At the Gates、In Flames は相応の支持を持つ。ただし Death Metal よりは親しみやすいため、入門用としても機能。
初めて聴くなら
In Flames『Only for the Weak』で、メロディック・サイドを。At the Gates『Slaughter of the Soul』で、より複雑なアプローチ。In Flames『Trigger』で、別の角度。
豆知識
メロディック・デスメタル は『北欧メタル』の文脈では『叙情的』な分類。つまり、スウェーデンの寒冷で暗い気候、文化的伝統が『北欧叙情』を生み出している、という仮説がある。同じメタルでも『地域による音の差』が明確。
影響・派生で結ばれたジャンル
同じ時期・同じ地域で生まれた他のジャンル
- ポップスウェディッシュ・ポップ
- ヒップホップ・R&Bスウェーデン語ラップ
