イタリア・ロマン派オペラ
19世紀イタリアの中心的オペラ伝統。ベルカントから後期ヴェルディに至る。
まずはここから
ひとことで言うと19世紀イタリアの中心的オペラ伝統。ベルカントから後期ヴェルディに至る。
まずはこの曲からジュゼッペ・ヴェルディ — リゴレット ▶ YouTube
代表的な人ジョアキーノ・ロッシーニ
どんな音か
イタリア・ロマン派オペラは、声の旋律で感情を大きく動かす19世紀イタリアの舞台音楽。ヴェルディでは合唱、アリア、重唱が政治や家族のドラマを強く押し出し、プッチーニでは弦の甘さと声の高揚が恋や死を近くに引き寄せる。ベルカントの滑らかな歌から、後期の劇的なオーケストラ書法まで幅がある。
聴きどころ
まず声がどこで息を長く保ち、どこで感情を爆発させるかを聴く。アリアだけでなく、二人以上が同時に違う思いを歌う重唱も重要だ。オーケストラは歌の下で細かく心理を動かし、前奏や間奏だけで場面の空気を決めることもある。
初めて聴くなら
物語に入りやすいのは「椿姫 — ジュゼッペ・ヴェルディ (1853)」。劇的な暗さなら「リゴレット — ジュゼッペ・ヴェルディ (1851)」。旋律の甘さと涙を味わうなら「ラ・ボエーム — ジャコモ・プッチーニ (1896)」がよい。
代表アーティスト
- ジョアキーノ・ロッシーニ
- ジュゼッペ・ヴェルディ
- ジャコモ・プッチーニ
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- ピエトロ・マスカーニ
代表曲
- ジュゼッペ・ヴェルディ — リゴレット (1851)
- ジュゼッペ・ヴェルディ — 椿姫 (1853)
- ジュゼッペ・ヴェルディ — アイーダ (1871)
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- ジャコモ・プッチーニ — ラ・ボエーム (1896)
- ジャコモ・プッチーニ — トスカ (1900)
生まれた背景
1810年代から20世紀初頭にかけて、イタリアの劇場文化、歌手のスター性、統一運動の時代背景とともに発展した。ロッシーニ、ドニゼッティ、ベッリーニのベルカントから、ヴェルディの国民的な劇場性、プッチーニのヴェリズモ的な感情表現へ流れが続く。
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オペラハウスは社交の場であり、政治的な熱も帯びた。
音楽的特徴の詳細
楽器独唱、合唱、管弦楽
リズムベルカント、レチタティーヴォ、二部構成のアリア
発展
ロッシーニ「セビリアの理髪師」(1816)、ベッリーニ「ノルマ」(1831)、ドニゼッティ「ランメルモールのルチア」(1835)がベルカント期を作り、ヴェルディが「ナブッコ」「リゴレット」「椿姫」「アイーダ」「オテロ」「ファルスタッフ」と発展、最後にプッチーニ「ラ・ボエーム」「トスカ」「蝶々夫人」「トゥーランドット」が伝統を集大成した。
出来事
- 1816: ロッシーニ「セビリアの理髪師」初演
- 1842: ヴェルディ「ナブッコ」初演
- 1853: ヴェルディ「椿姫」初演
- 1896: プッチーニ「ラ・ボエーム」初演
派生・影響
ヴェリズモ、20世紀イタリア・オペラ(マスカーニ、レオンカヴァッロ)、世界中のオペラ書法に決定的影響を与えた。
日本との関係
豆知識
イタリア・オペラでは、歌手の声質によって役柄の印象が大きく変わる。楽譜だけでなく、誰が歌うか、どの劇場で鳴るかが作品の歴史を作ってきた。
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アリアだけが有名になりがちだが、レチタティーヴォ、重唱、合唱、管弦楽の前奏がつながって初めて舞台の呼吸が生まれる。
影響・派生で結ばれたジャンル
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感触が近い系譜も地域も違うのに、聴くと通じるジャンル
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