ディスコ・ポロ
共産主義崩壊直後のポーランドで沸騰した、安価で陽気なダンスポップ。
どんな音か
生まれた背景
聴きどころ
覚えやすく反復するサビ、安っぽいけれど中毒性のあるシンセ音色、速めの4つ打ちのシンプルさを楽しみたい。完成度の高さではなく、誰でも一緒に歌えて踊れる「敷居の低さ」こそがこの音楽の本質だ。
発展
バイエル・フル、ボーイズ、アクセントといったグループがヒットを連発し、専門テレビ番組まで生まれて1990年代半ばに最盛期を迎えた。一度は時代遅れとされたが、2000年代以降に懐かしさと皮肉の両面から再評価された。
出来事
- 1989年: 共産主義崩壊後、市場経済化のなかでディスコ・ポロが広まり始める。
- 1994年: ボーイズの「Jesteś Szalona」がジャンルを代表するヒットとなる。
- 1995年: バイエル・フルの「Majteczki w Kropeczki」が大ヒットする。
派生・影響
現代のポーランドではノスタルジーとともに復活し、若い世代がパロディや本気のリバイバルとして取り上げ、新世代のディスコ・ポロ歌手も登場している。
音楽的特徴
楽器シンセサイザー、ドラムマシン、安価なキーボード、打ち込みベース
リズム単純で速めの4つ打ち、覚えやすい反復フレーズ、踊りやすいテンポ
代表アーティスト
- Bayer Full
- Boys
- Akcent
代表曲
- Jesteś Szalona — Boys (1994)
- Majteczki w Kropeczki — Bayer Full (1995)
日本との関係
初めて聴くなら
バイエル・フルの「Majteczki w Kropeczki」が、ジャンルの陽気さとシンプルさを最もよく伝える標準形で入りやすい。
豆知識
長年「低俗な田舎の音楽」と見下されていたが、2010年代以降にノスタルジーと皮肉の両面から大きく再評価され、ポーランドの大型音楽フェスでも取り上げられるようになった。
影響・派生で結ばれたジャンル
同じ時期・同じ地域で生まれた他のジャンル
- ヒップホップ・R&Bポーランド語ラップ
