ハドラ
北アフリカ・中東のスーフィー教団で行われる、集団詠唱と身体運動による礼拝集会。
どんな音か
生まれた背景
聴きどころ
発展
オスマン帝国期にカイロ、ダマスカス、フェズ等の都市で確立し、シャイフ(教団長)に率いられた礼拝音楽として継承された。20世紀以降、観光化と世俗音楽化の波の中で形を変えつつ、モロッコ『サマー』、シリア『ハドラ・シャミーヤ』、エジプト『マウラウィー・ハドラ』など独自地域形態として世界に紹介されている。
出来事
- 13世紀: シャーズィリー教団成立(チュニジア)
- 16世紀: ハドラ・シャミーヤがダマスカスで発達
- 2000年代: フェス世界宗教音楽祭で国際的紹介
派生・影響
モロッコのGnawa儀礼、エジプトのザール儀礼、トルコのセマと相互影響しつつ、ワールド・ミュージック分野でアラブ・スーフィー音楽の代表的形式として再演される。
音楽的特徴
楽器声、ダフ、ベンディール、ナイ、太鼓、身体打楽
リズムジクル定型句、集団呼吸、加速・転調、参加型
代表アーティスト
- Sheikh Yasin al-Tuhami
代表曲
Hadra Shadhiliyya — Sheikh Yasin al-Tuhami
日本との関係
初めて聴くなら
Sheikh Yasin al-Tuhamiの「ハドラ Shadhiliyya」は、宗教的な文脈を知らなくても声の圧力と繰り返しの催眠効果が伝わる。静かに耳を向けられる時間が1時間あれば、どこかで「場の変化」を感じ取れるはずだ。
