ノクターン
夜の情景や瞑想を歌う性格的小品。ジョン・フィールドが創始し、ショパンが芸術的頂点に押し上げた。
まずはここから
ひとことで言うと夜の情景や瞑想を歌う性格的小品。ジョン・フィールドが創始し、ショパンが芸術的頂点に押し上げた。
まずはこの曲からフレデリック・ショパン — 夜想曲第20番 嬰ハ短調(遺作) ▶ YouTube
代表的な人フレデリック・ショパン
どんな音か
聴きどころ
右手の旋律を歌として聴き、左手の伴奏が作る揺れに身を置く。テンポを揺らすルバート、装飾音の入れ方、和声がふっと暗くなる瞬間が重要である。静かな曲でも、中間部で感情が大きく波立つことがある。音数が少ないため、演奏者のタッチや間の違いが非常に目立つ。
初めて聴くなら
入口は「夜想曲第2番 変ホ長調 作品9-2 — フレデリック・ショパン (1832)」。旋律美と装飾の分かりやすさがある。より深い陰影を聴くなら「夜想曲第8番 変ニ長調 作品27-2」、劇的な起伏を知るなら「夜想曲第13番 ハ短調 作品48-1」がよい。
代表アーティスト
- フレデリック・ショパン
代表曲
- フレデリック・ショパン — 夜想曲第20番 嬰ハ短調(遺作) (1830)
- フレデリック・ショパン — 夜想曲第13番 ハ短調 作品48-1 (1841)
- フレデリック・ショパン — 夜想曲第2番 変ホ長調 作品9-2 (1832)
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- フレデリック・ショパン — 夜想曲第8番 変ニ長調 作品27-2 (1836)
生まれた背景
19世紀初頭、サロンで演奏されるピアノ小品として人気を得た。フィールドの優美な様式を受け、ショパンは和声の陰影、装飾、劇的な中間部を加え、ノクターンを単なる甘い夜の音楽から内面的な独白へ広げた。
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ロマン派のピアノ文化、家庭演奏、出版市場と深く関係している。
音楽的特徴の詳細
楽器ピアノ独奏、管弦楽
リズム緩徐、三部形式、装飾的旋律
発展
ショパン21曲のノクターン(特に作品9-2、作品27、作品48)が古典型を完成させ、フォーレ13曲、リスト「愛の夢」、スクリャービン「2つのノクターン」 作品5、ドビュッシー「夜想曲」(管弦楽版)など、楽器・編成を超えて発展した。
出来事
- 1814: ジョン・フィールド「3つのノクターン」出版
- 1832: ショパン「2つのノクターン」 作品9
- 1841: ショパン「2つのノクターン」 作品48
- 1899: ドビュッシー「夜想曲」(管弦楽)作曲
派生・影響
ロマン派性格小品全般、印象派の夢想的ピアノ書法、20世紀の夜想曲(バーバーら)に影響を残した。
日本との関係
豆知識
ノクターンは夜を描く音楽だが、必ずしも静かな月明かりだけではない。ロマン派にとって夜は、夢、孤独、不安、告白が現れる時間でもあった。
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ショパンのノクターンが時に激しくなるのは、その夜の内側に心理劇があるからである。
影響・派生で結ばれたジャンル
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感触が近い系譜も地域も違うのに、聴くと通じるジャンル
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