宗教・霊歌

ホーリー・ミニマリズム

Holy Minimalism

東ヨーロッパ · 1976年〜

別名: Spiritual Minimalism / 聖なるミニマリズム

1970年代以降の東欧・北欧で生まれた、宗教的瞑想を志向するミニマリズムの一潮流。

概要

アルヴォ・ペルト「ティンティナブリ様式」(鐘の音)、ヘンリク・グレツキ「悲歌の交響曲(第3)」、ジョン・タヴナーが代表。グレゴリオ聖歌・正教会聖歌・ルネサンス・ポリフォニーから着想を得て、緩慢で透明な響きを志向する。

背景

ソ連圏のエストニア(ペルト)、ポーランド(グレツキ)、英国(タヴナー)でほぼ同時多発的に生まれた。共産圏では公式無神論政策への抵抗、英国では消費社会への精神的応答という性格を持つ。正教・カトリック・ルター派それぞれの宗教伝統を音楽的源泉とする。

発展

ペルト「タブラ・ラサ」(1977)「フラトレス」「カントゥス」がティンティナブリ様式を確立、グレツキ「交響曲第3番(悲歌の交響曲)」(1976、1992年に英国で大ヒット)、タヴナー「The Protecting Veil」(1988)「Song for Athene」(1993、ダイアナ妃葬儀で演奏)が代表作。

出来事

  • 1976: グレツキ「悲歌の交響曲」
  • 1977: ペルト「タブラ・ラサ」「フラトレス」
  • 1988: タヴナー「The Protecting Veil」
  • 1992: グレツキ「悲歌の交響曲」録音が世界的ヒット

派生・影響

現代の宗教合唱音楽、瞑想的ニュー・エイジ音楽、映画音楽の精神的サウンドトラック書法に広く影響している。

音楽的特徴

楽器弦楽合奏、合唱、独奏者

リズム緩慢、透明な響き、教会旋法

代表アーティスト

  • ヘンリク・グレツキポーランド · 1955年〜2010
  • アルヴォ・ペルトエストニア · 1960年〜
  • ジョン・タヴナーイギリス · 1965年〜2013

代表曲

関連ジャンル

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