古典

ピーパート

Piphat

バンコク / タイ / 東南アジア · 1500年〜

タイの宮廷・寺院の打楽器中心アンサンブル。

概要

タイの宮廷・寺院儀礼・古典劇の伴奏を担う打楽器中心のアンサンブル。ラナート・エーク(高音木琴)・ラナート・トゥム(低音木琴)・コン・ウォング(円形吊り銅鑼)・ピー・ナイ(チャルメラ)・タポーン(両面太鼓)を中核とする。寺院の説法伴奏や王室儀礼の中心音楽。

背景

アユタヤ王朝期(14〜18世紀)に体系化され、ラタナコシン王朝(1782年〜)で現代の編成が確立した。クメール・モン文化との交流の中で発達し、東南アジア大陸部の青銅打楽器文化(クリンタン・ピンプアットと共通起源)に属する。

発展

20世紀にラーマ7世(在位1925–1935)の音楽政策で楽譜化と教育体系化が進み、シーラパコン大学・チュラーロンコーン大学に音楽学科が設けられた。現代はタイ宮廷文化の中核として保存される。

出来事

  • アユタヤ朝期: 体系化。
  • 1782年: ラタナコシン朝で現代編成確立。
  • 1932年: 立憲君主制で音楽政策再編。
  • 1971年: シーラパコン大学音楽学科設置。
  • 2000年代: ピーパート国際公演。

派生・影響

タイ古典舞踊コーン・ラコーン・モハリの音楽的基盤、東南アジア青銅打楽器文化(クメール・ピンプアット、ラオ・サィン、ミャンマー・サインワイン)群との比較対象。

音楽的特徴

楽器ラナート・エーク、ラナート・トゥム、コン・ウォング、ピー・ナイ、タポーン、チン

リズムコン・ウォングの主旋律、ラナートの装飾、タポーンの拍導き

代表曲

関連ジャンル

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