サインワイン
ミャンマーの円陣型太鼓・銅鑼アンサンブル。
概要
ミャンマーの祝祭・儀礼で演奏される、円形に並べた太鼓群を中心とする屋外アンサンブル。パッ・ワイン(21の調律太鼓を円形に配置)・チー・ワイン(円形銅鑼)・フネー(チャルメラ)・パッ・マ(大太鼓)などからなり、ナッ・カダウ(精霊踊り)・ヤマザッ(影絵芝居)などの伴奏を担う。
背景
ピィュー・モン・ビルマ諸王朝(11〜18世紀)の宮廷音楽として発達し、マンダレー王朝期(1857–1885)に完成した。コンバウン朝の宮廷文化で大成された。
発展
20世紀には民間の祝祭音楽として広まり、Sein Bo Tint・Saing Saing らマスターが舞台化を進めた。軍政期(1962–2011)は文化政策で保護され、改革開放後の2011年以降に国際公演が増えた。
出来事
- 11世紀: バガン朝期の合奏起源。
- 1857年: マンダレー王朝での完成。
- 1962年: 軍政下での文化保存。
- 1990年代: 民俗芸能の国際紹介。
- 2011年: 改革開放で国際公演活発化。
派生・影響
ミャンマー古典歌曲マハーギーターの伴奏、現代ミャンマー・ポップへの旋律提供、東南アジア青銅打楽器文化群の重要構成要素。
音楽的特徴
楽器パッ・ワイン、チー・ワイン、フネー、パッ・マ、サウン・ガウク、声
リズムパッ・ワインの華麗な太鼓ソロ、屋外的迫力、儀礼舞踊伴奏
代表曲
- Nat Pwe Saing (1990)YouTube で検索