古典

オペラ・ブッファ

Opera Buffa

ナポリ / イタリア / 南欧 · 1730〜1900年

18世紀イタリアの喜歌劇。市民的日常と滑稽な人物像を題材に、軽妙なアリアと重唱で展開する。

概要

オペラ・セリアの幕間劇(インテルメッツォ)から独立した形式で、ペルゴレージ「奥様女中」(1733)が国際的成功を収めた。日常のキャラクター(ずるい召使い、見栄の女主人)と素早いリズムのレチタティーヴォ、アンサンブル・フィナーレを特徴とする。

背景

啓蒙時代の市民文化を背景に、王侯貴族のためのオペラ・セリアと並行して、市民の生活を笑い飛ばす喜劇への需要が高まった。ナポリで活躍した作曲家集団がコメディア・デッラルテの伝統と融合させ、軽快な大衆的歌劇を生み出した。

発展

ペルゴレージの後、ガルッピ、ピッチンニ、パイジエッロらナポリ・ヴェネツィア派が確立し、モーツァルト=ダ・ポンテの3作(「フィガロの結婚」「ドン・ジョヴァンニ」「コジ・ファン・トゥッテ」)で文学的・心理的深さを獲得した。19世紀にはロッシーニ「セビリアの理髪師」、ドニゼッティ「愛の妙薬」が伝統を継承した。

出来事

  • 1733: ペルゴレージ「奥様女中」初演
  • 1786: モーツァルト「フィガロの結婚」初演
  • 1816: ロッシーニ「セビリアの理髪師」初演
  • 1893: ヴェルディ「ファルスタッフ」初演

派生・影響

ロッシーニ・ドニゼッティ・ヴェルディ初期のコミック・オペラ、ヴェルディ最後の「ファルスタッフ」(1893)まで脈々と続く。プッチーニの「ジャンニ・スキッキ」もこの伝統の延長線上にある。

音楽的特徴

楽器独唱、合唱、管弦楽

リズムレチタティーヴォ・セッコ、アンサンブル・フィナーレ

代表アーティスト

  • ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトオーストリア · 1762年〜1791
  • ジョアキーノ・ロッシーニイタリア · 1810年〜1868
  • ジュゼッペ・ヴェルディイタリア · 1839年〜1901

代表曲

関連ジャンル

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