ラテン・カリブ

カリプソ

Calypso

トリニダード・トバゴ / カリブ海 · 1840年〜

トリニダード・トバゴで19世紀に成立し、20世紀にカリブ海全域に広がった、社会風刺と機知を盛り込んだ歌詞の中心であるアフロ・カリブ歌謡。

概要

アコースティックギター、シャック・シャック(マラカス)、クアトロ、ペダルボード・スチールパン、リード歌手とコーラスで構成。コール&レスポンスと、押韻に縛られた即興的歌詞バトル(エクテンポ)が特徴。

背景

19世紀のサトウキビ・プランテーションで、奴隷化されたアフリカ系・ヨルバ系の労働者がフランス語派生のクレオール語(パトワ)で歌った労働歌・批判歌が起源。労働者は直接の批判が許されないため、暗喩・諷刺で現実を語る伝統を確立した。1834年の奴隷解放後、トリニダードのカーニバルで自由表現の場として制度化された。

発展

20世紀前半マイティ・スパロー、ロード・キッチェナーがカリプソをグローバル化し、1956年のハリー・ベラフォンテ「Day-O(バナナ・ボート)」で米国メインストリームに紹介された。1970年代以降ソカへ派生し、現代ではチャットニー・ソカやラパソとも交差する。

出来事

  • 1834: トリニダード奴隷解放
  • 1912: 初期商業録音
  • 1956: ハリー・ベラフォンテ「Day-O」
  • 1969: マイティ・スパロー国際的成功
  • 1980: スチールパン・カリプソ全盛

派生・影響

ソカ、チャットニー、メント、レゲエ、米国フォークと交差。

音楽的特徴

楽器アコースティックギター、シャック・シャック、クアトロ、スチールパン、声

リズム中速2/4、コール&レスポンス、即興諷刺

代表アーティスト

  • Lord Kitchenerトリニダード・トバゴ · 1942年〜2000
  • Harry Belafonteアメリカ合衆国/ジャマイカ · 1949年〜2023
  • The Mighty Sparrowトリニダード・トバゴ · 1956年〜

代表曲

関連ジャンル

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