チュニジア・マルーフ
チュニジアが継承するアンダルシア古典の地方様式で、ヌーバ組曲を独自に編成した宮廷由来の伝統。
概要
ウード、リバーブ、ヴァイオリン、ナイ、ダルブッカ、合唱で構成。13のヌーバが伝わり、各組曲はムサッダル、アブヤーット、トウシヤ、フセインの楽章を経る。
背景
1492年のグラナダ陥落後、アンダルシア系ユダヤ・ムスリム移民がチュニスに伝えた古典がオスマン宮廷下で熟成した。20世紀のアラブ・ナショナリズム期に作曲家ハサン・アル・トラビッリ、サドック・トラビッリらが体系化し、ラディオ・チュニス管弦楽団が制度的継承の中核となった。
発展
独立後の1959年に音楽院ラシディヤ協会が制度化し、ロトフィ・ブシュナーク、ズィヤード・ガラブらが現代世代の代表となる。21世紀にはジャズや現代古典との融合実験も盛ん。
出来事
- 1492: グラナダ陥落、移民開始
- 1934: ラシディヤ協会設立
- 1959: 国営音楽院制度化
- 2010: ロトフィ・ブシュナーク欧州ツアー
派生・影響
アンダルシア古典、アラブ・ターラブ、現代アラブ・古典・ジャズ融合。
音楽的特徴
楽器ウード、リバーブ、ヴァイオリン、ナイ、ダルブッカ、合唱
リズムヌーバ組曲、アブヤーット拍子、加速構成
代表アーティスト
- Lotfi Bouchnak
代表曲
- Maghni — Lotfi Bouchnak (1995)YouTube で検索