津軽民謡
青森県津軽地方の力強く即興性の高い民謡群。
概要
津軽じょんがら節・津軽よされ節・津軽小原節など、津軽三味線の太棹を伴奏に歌われる豪放な民謡群。冬の厳しい風土を反映した強い声と速い撥さばきが特徴で、即興的な間奏(前弾き)が芸として独立した。
背景
明治期、瞽女(ごぜ)や視覚障害の門付け芸人が津軽地方を巡回した中で発展した。仁太坊らの盲目の師匠が三味線の即興技巧を磨き、地域の民謡と合体して独自の様式を形成した。
発展
戦後、高橋竹山が舞台演奏者として津軽三味線を独立芸能の地位に押し上げた。1970年代以降は津軽三味線全国大会が開催され、競技化と若手育成が進んだ。21世紀には吉田兄弟・上妻宏光らが現代化と国際的展開を牽引している。
出来事
- 明治期: 仁太坊らによる津軽三味線芸の成立。
- 1964年: 高橋竹山初の単独リサイタル。
- 1985年: 津軽三味線全国大会の制度化。
- 1999年: 吉田兄弟『いぶき』で津軽三味線ブーム。
- 2010年代: 若手プレイヤーの国際公演活発化。
派生・影響
津軽三味線という独立芸能を生み、また現代の和楽器ポップスやワールドミュージック交流の素材となった。
音楽的特徴
楽器津軽三味線(太棹)、太鼓、尺八、声
リズム速く強い撥打ち、即興前弾き、変拍子的なノリ
代表アーティスト
- 高橋竹山
- 吉田兄弟
代表曲
- 津軽じょんがら節 — 高橋竹山 (1964)YouTube で検索