古典

タッパー

Tappa

インド / 南アジア · 1780年〜

別名: Punjabi Tappa

パンジャーブのラクダ駆りの歌から派生した、超高速装飾の準古典声楽。

概要

18世紀後半に北インドで成立した準古典様式。シャーリー・ミヤーン・グラーム・ナビーがパンジャーブのラクダ駆りの民謡を宮廷音楽に取り入れて創始したとされる。短く激しい連続装飾(ザムザマ)を駆使する技巧的な様式で、長くは歌われず短い曲を集中的に披露する。

背景

アウド宮廷のシャーリー・ミヤーン(1742–1820頃)が創始し、ラクナウ・ベナーレスを中心に伝わった。タッパー専門歌手は少数だが、カヤール・トゥムリー歌手が余興的にタッパーを歌う伝統が定着した。

発展

20世紀には西ドゥルガーバーイー・パルワール・ニラート・ナラヤン・ゴーシュ・ギリジャー・デーヴィーらがタッパーを得意とした。ベンガル地方では「タッパー(ベンガル化したもの)」として独自の歌詞・節で発展した。

出来事

  • 18世紀末: シャーリー・ミヤーンによる創始。
  • 19世紀: ラクナウ宮廷での発展。
  • 1815年頃: ニドゥ・ババーがベンガル・タッパー創作。
  • 1970年代: ギリジャー・デーヴィーがタッパー定番化。
  • 2000年代: タッパー消失危機論。

派生・影響

ベンガル・タッパー(ニドゥ・ババー作)・カヤールの装飾技法・ボリウッド古典歌の早回し旋律に影響した。

音楽的特徴

楽器声、ターンプラ、タブラ、ハルモニウム

リズムザムザマ(連続装飾)、短い曲、超高速の旋律変奏

代表アーティスト

  • ギリジャー・デーヴィーインド · 1949年〜2017

代表曲

関連ジャンル

タッパー 中心の関係図を見る

ジャンル一覧へ戻る