タヒチ音楽
フランス領ポリネシアのタヒチ島で発達した、踊りと太鼓の音楽。
概要
タヒチ島とソシエテ諸島で発達したポリネシア音楽の代表的様式。トエレ(スリットドラム)・パフ(両面太鼓)・パフ・トゥパイ(中型太鼓)を主体とする激しい打楽アンサンブル(オテア用)と、ウクレレ・ギター伴奏のヒメネ(讃美歌的合唱)の二系統からなる。
背景
1797年のロンドン宣教協会到来以降、ポリネシア固有の伝統と西洋讃美歌が融合してきた。フランス植民地化(1842年)後はフランス的影響も加わり、独特の音楽文化が形成された。
発展
1956年から始まったヘイヴァ・イ・タヒチ・フェスティバル(7月のタヒチ国民祭)で各村のチーム(タマリイ)が競演し、舞踊・歌・太鼓技術が高度化した。20世紀後半にはボラ・ボラの伝統的グループが世界ツアーを行った。
出来事
- 1797年: ロンドン宣教協会到来。
- 1842年: フランス保護領化。
- 1956年: ヘイヴァ・イ・タヒチ・フェスティバル制度化。
- 1995年: 仏核実験再開反対運動でタヒチ音楽国際注目。
- 2014年: ヘイヴァのユネスコ登録議論。
派生・影響
ハワイのフラ・パフ・ドラムへの影響、ポリネシア太鼓技術の中核、フランス領ポリネシア独立運動の文化的支柱として機能する。
音楽的特徴
楽器トエレ、パフ、パフ・トゥパイ、ウクレレ、ギター、声
リズムオテア(舞踊)用の激しい太鼓ポリリズム、ヒメネの4声合唱、迅速なテンポ変化
代表アーティスト
- Te Vaka
代表曲
- Otea Drum — Te Vaka (2004)YouTube で検索