ボンゴ・フラヴァ
1990年代後半タンザニアで、米国ヒップホップ・R&B・ダンスホールが在地のスワヒリ語ポップと融合して生まれたタンザニア国民ポピュラー音楽。
概要
プログラムされたR&Bビート、4/4キックとシンセフック、スワヒリ語のラップと歌唱の混合が特徴。歌詞は恋愛から社会風刺まで広いが、英語混じりの「Sheng」風スワヒリも頻用される。
背景
ダルエスサラームの愛称「ボンゴ(脳=知恵)」と「フラヴァ(味)」の合成語。1990年代の経済自由化で米国メディアが流入する中、若者がスワヒリ語ラップで土着化を試みた。タンザニア社会主義時代のウジャマー音楽政策に対する次世代の応答とも捉えられる。
発展
プロフェッサー・ジェイ、AY、ジェイ・デ、ダイアモンド・プラチナムズが世代を更新し、2010年代にはダイアモンドが東アフリカ最大規模のスター歌手に成長した。アマピアノやアフロビーツとの交差、シンゲリへの素材提供を経て、東アフリカ汎アフリカ・ポップの中心となった。
出来事
- 1991: ストリート・ハッスラーズ結成
- 2001: プロフェッサー・ジェイがブレイク
- 2014: ダイアモンド・プラチナムズ『Number One』
- 2020: WCBレーベルがアフリカ全土で活動
派生・影響
シンゲリ、東アフリカ・ヒップホップ、アマピアノと相互影響。
音楽的特徴
楽器ドラムマシン、シンセ、サンプラー、声
リズム4/4キック、トラップ・ハイハット、スワヒリ語ラップ
代表アーティスト
- Professor Jay
- Diamond Platnumz
代表曲
- Ndio Mzee — Professor Jay (2003)YouTube で検索
- Number One — Diamond Platnumz (2014)YouTube で検索
- Number One — Diamond Platnumz (2014)YouTube で検索