古典

三線音楽

Sanshin Music

沖縄県 / 日本 / 東アジア · 1400年〜

別名: 琉球古典音楽 / Okinawan Classical Music

三線を中心に発達した琉球の古典・宮廷音楽。

概要

琉球王国の士族階級が嗜んだ宮廷音楽体系。中国福建から伝わった三弦(三線の祖)を改良した三線を中心とし、「かぎやで風節」「揚作田節」など独自レパートリーを持つ。野村流・安富祖流・湛水流の三大流派が伝承する。

背景

1392年に明から渡来した三十六姓らによって三線(中国の三弦が祖)が伝来し、琉球王国の士族の必修教養となった。湛水親方が16世紀末に湛水流を創始し、18世紀の屋嘉比朝寄が音楽理論『屋嘉比工工四』を編纂、19世紀の野村安趙が野村流を整えた。

発展

明治の琉球処分後も士族の家学として継承され、20世紀には組踊・琉球舞踊の伴奏として舞台化された。戦後、沖縄県無形文化財・国指定重要無形文化財に指定され、宮里春行・島袋正雄ら名手が継承を担った。

出来事

  • 1392年: 三十六姓渡来による三弦伝来。
  • 1623年: 湛水親方による湛水流創始(伝)。
  • 1879年: 琉球処分後も家学継承。
  • 2010年: 組踊がユネスコ無形文化遺産登録(三線音楽が伴奏)。
  • 2018年: 沖縄県指定無形文化財拡充。

派生・影響

琉球民謡・組踊・琉球舞踊の音楽的基盤を提供し、奄美三線・沖縄ポップへの基礎ともなった。

音楽的特徴

楽器三線、箏、胡弓、笛、太鼓、声

リズム琉球音階、ゆったりした宮廷節、工工四(楽譜)に従う厳格な節

代表曲

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