ルンバ・クバーナ
19世紀キューバの黒人労働者地区で生まれたアフロ・キューバン打楽器・歌・踊りの複合体で、コンガとカホンに導かれる三様式(ヤンブー、グアグアンコー、コルンビア)を持つ。
概要
三つのコンガ(キント、トレス・ドス、トゥンバ)、カタ(木製打楽器)、クラベ、リード歌手と合唱で構成。歌詞はスペイン語と西アフリカ系言語が混ざる。
背景
19世紀後半のハバナ・マタンサスの港湾労働者、製糖工場労働者の黒人居住区(ソラレス)で生まれた。アフリカ系の儀礼音楽サンテリアやアバクワ秘密結社の影響を受けつつも世俗の祝祭音楽として独立した。植民地下のスペイン白人富裕層は「下品」と侮蔑したが、アフリカ系コミュニティの自立的表現として根付いた。
発展
20世紀前半に商業録音され、1950年代以降「Los Muñequitos de Matanzas」「Conjunto Folklórico Nacional」が古典化を進めた。1959年革命後はキューバ政府の文化政策で国民文化として制度化、ユネスコ無形文化遺産に2016年登録された。サルサ、ラテン・ジャズ、現代キューバ・ヒップホップに深い影響を与え続ける。
出来事
- 1947: 「Los Muñequitos de Matanzas」結成
- 1962: キューバ・国民フォルクローレ・アンサンブル設立
- 1976: 国際ルンバ・フェス
- 2016: ユネスコ無形文化遺産登録
派生・影響
サルサ、ティンバ、ラテン・ジャズの基層。アフロ・ペルーのフェステホとも親縁。
音楽的特徴
楽器コンガ(3種)、カタ、クラベ、声、合唱
リズムヤンブー(緩慢)、グアグアンコー(中速)、コルンビア(高速・男性のみ)
代表アーティスト
- Los Muñequitos de Matanzas
代表曲
- Rezos a la Yemaya — Los Muñequitos de Matanzas (1976)YouTube で検索