ロンダリャ
フィリピンの撥弦楽器合奏。スペイン由来の小型ギター・バンドゥリア群。
概要
フィリピンのスペイン由来の撥弦楽器合奏。バンドゥリア(複弦の小型撥弦)・ラウディ(マンドリン状)・オクタビーナ(中型ギター)・バホ・デ・ウーニャス(コントラバス)・ギターラからなり、4〜30人規模で合奏する。学校音楽教育の中核として全国に普及している。
背景
16世紀のスペイン植民地期にスペインのトゥナ(学生楽団)文化がフィリピンに伝わって発展した。19世紀末から20世紀にかけて、地元の宗教祝祭・学校行事の標準音楽として定着した。
発展
1920〜30年代にホセ・シルベストレ・モンサーラ・コンスタンシオ・デ・ギスマンらが芸術的編曲を行い、戦後は教育音楽として政府が普及を支援した。フィリピン大学・サント・トーマス大学のロンダリャ・グループが世界ツアーを行う。
出来事
- 16世紀: スペイン・トゥナ文化伝来。
- 1920年代: 芸術音楽化。
- 1955年: フィリピン国立ロンダリャ団結成。
- 1986年: 文化センター・ロンダリャ世界公演。
- 2010年代: 学校音楽プログラム拡充。
派生・影響
海外フィリピン人移民の文化アイデンティティ、ラテンアメリカのトゥナ・グループとの比較対象、現代フィリピン・ポップへの素材提供。
音楽的特徴
楽器バンドゥリア、ラウディ、オクタビーナ、バホ・デ・ウーニャス、ギターラ
リズムスペイン系2拍・3拍子、撥弦の細やかな合奏、フィリピン民謡編曲
代表曲
- Atin Cu Pung Singsing (1960)YouTube で検索