伝統・民族

ラージャスターン民謡

Rajasthani Folk Music

ラージャスターン州 / インド / 南アジア · 1500年〜

別名: Manganiyar / Langa

ラージャスターン砂漠地帯のマンガニヤール・ランガが伝える民謡。

概要

ラージャスターン州西部のタール砂漠に住むマンガニヤールとランガの世襲音楽家(ジャティ)が、ラージプート王侯のために歌い継いできた民謡群。カマイチャ(擦弦)・サーランギー(擦弦)・ドーラク(両面太鼓)・カルタル(木製カスタネット)を伴奏に、結婚・誕生・別離・神話を歌う。

背景

両ジャティはイスラーム改宗後もヒンドゥー教王侯の宮廷音楽家として機能し続けた珍しい事例で、宗教の境を越えた歌の伝統を保持してきた。乾燥地帯の生活を反映する力強い発声と、ペルシア・スーフィー詩の影響を受けた詞章が特色。

発展

1960年代以降、コムタ・プラサド・パンディトらの研究と、ラージャスターン政府文化局の保護で世界に知られるようになった。1980年代以降は欧州・米国のワールドミュージック・フェスティバルで頻繁に演奏され、Junoon・Coke Studio などポップ・コラボも進む。

出来事

  • 中世: マンガニヤール・ランガの宮廷起源。
  • 1956年: ラージャスターン州設立で文化政策。
  • 1985年: ロンドンWOMADでマンガニヤール公演。
  • 2010年: ルーパヤン・サンスタン(マンガニヤール文書館)拡充。
  • 2014年: 『マンガニヤール・セダクション』世界ツアー。

派生・影響

ラージャスターン民謡をベースとした映画歌(『パーヘリー』『デリー6』)、現代カマイチャ作品、世界各地のフォーク・フェスティバルでの紹介。

音楽的特徴

楽器カマイチャ、サーランギー、ドーラク、カルタル、ハルモニウム、声

リズムケヘルワー・ダドラなどの拍子、力強い砂漠の発声、即興的応答

代表アーティスト

  • マンガニヤール・コミュニティインド · 1960年〜

代表曲

関連ジャンル

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