カールベリヤ
ラージャスターンの蛇遣い民族カールベリヤの歌と踊り。
概要
ラージャスターン州の蛇遣い・蛇捕り民族カールベリヤの女性たちが踊る蛇のような身のこなしの舞踊と、それに伴う歌。プーンギ(蛇笛)・ドゥフ(両面太鼓)・カマイチャを伴奏とし、即興的な詞章で恋愛・自然・カースト批判などを歌う。
背景
蛇遣いを生業としていたカールベリヤ族が、1972年の野生生物保護法による蛇取引禁止後、文化保存と生計のために舞踊・歌の上演を新たな職業とした経緯を持つ。インド独立後の文化政策と密接な関係を持つ「再構築された伝統」でもある。
発展
1980年代以降、グラーボー・サパーラ(踊り手・歌手)らが世界フェスティバル・ツアーを行い、フランスのペレンタウバ国立人類学博物館との共同プロジェクトでも紹介された。2010年にユネスコ無形文化遺産に登録された。
出来事
- 1972年: 野生生物保護法。
- 1980年代: グラーボー・サパーラの舞台活動。
- 1990年代: 国際公演活発化。
- 2010年: ユネスコ無形文化遺産代表一覧表に登録。
- 2018年: グラーボー・サパーラ死去で時代の節目。
派生・影響
ラージャスターン文化観光の核、フランス・ジプシー音楽との交流(共通起源説あり)、ボリウッド映画ダンスの素材となる。
音楽的特徴
楽器プーンギ(蛇笛)、ドゥフ、カマイチャ、ハルモニウム、声
リズム高速ドゥフ拍、蛇のような身のこなし、即興的詞章
代表曲
- Kalbelia Dance Song (2010)YouTube で検索