ポロネーズ
ポーランド貴族舞踊由来の堂々たる3拍子舞曲。国民的英雄性を象徴する形式。
概要
中庸のテンポ、第1拍の付点リズム、行進曲的威厳が特徴。バッハ「フランス組曲第6番」、モーツァルトのソナタ楽章にも見られるが、ショパン7曲のポロネーズが芸術的頂点。
背景
16世紀ポーランド宮廷の儀式舞踊に起源を持ち、18世紀ヨーロッパ宮廷で広く流行した。19世紀ポーランドの分割支配下で、マズルカと同様にナショナリズムの音楽的象徴となった。
発展
オギンスキ「祖国への別れ」など先例を経て、ショパン「英雄ポロネーズ」 作品53、「幻想ポロネーズ」 作品61が芸術的頂点を作った。チャイコフスキー「エフゲニー・オネーギン」のポロネーズ、ムソルグスキー「ボリス・ゴドゥノフ」もロシア・オペラに取り入れている。
出来事
- 1794: オギンスキ「祖国への別れ」
- 1842: ショパン「英雄ポロネーズ」 作品53
- 1846: ショパン「幻想ポロネーズ」 作品61
- 1879: チャイコフスキー「エフゲニー・オネーギン」のポロネーズ
派生・影響
国民楽派、ロマン派の英雄的器楽様式、20世紀の標題管弦楽(ヴァインベルクら)まで広く影響を残した。
音楽的特徴
楽器ピアノ独奏、管弦楽
リズム3拍子、付点リズム、行進曲的威厳
代表アーティスト
- フレデリック・ショパン
代表曲
- ポロネーズ第3番 イ長調 作品40-1「軍隊」 — フレデリック・ショパン (1838)YouTube で検索
- ポロネーズ第6番 変イ長調 作品53「英雄」 — フレデリック・ショパン (1842)YouTube で検索
- 幻想ポロネーズ 作品61 — フレデリック・ショパン (1846)YouTube で検索