古典

新古典主義音楽

Neoclassicism

西ヨーロッパ · 1917〜1955年

1920〜50年代に欧米で流行した、18世紀以前の古典様式を現代的書法で再構築する潮流。

概要

ロマン派的肥大した感情表現と表現主義の極限を批判し、明晰さ、節度、対位法的書法を取り戻すことを志した。ストラヴィンスキー中期、ヒンデミット、プロコフィエフ、フランスの「6人組」が代表的担い手。

背景

第一次世界大戦後の幻滅と「秩序への回帰」の時代精神が背景にある。1917年のディアギレフ「パラード」(サティ、コクトー、ピカソ)が新たな簡潔さを示し、戦後パリは新古典主義の中心となった。コクトー「雄鶏とアルルカン」(1918)が宣言文的役割を果たした。

発展

ストラヴィンスキー「プルチネッラ」(1920)が転換点、「詩篇交響曲」(1930)、「カルタ遊び」(1936)、「弦楽のための協奏曲」(1946)が中期様式を示した。プロコフィエフ「古典交響曲」(1917)、ヒンデミット「室内音楽」連作、フランス6人組(プーランク、ミヨーら)が並行的に展開した。1950年代以降はトータル・セリアリズムに主役を譲った。

出来事

  • 1917: プロコフィエフ「古典交響曲」
  • 1920: ストラヴィンスキー「プルチネッラ」初演
  • 1930: ストラヴィンスキー「詩篇交響曲」初演
  • 1951: ストラヴィンスキー「放蕩者の遍歴」初演

派生・影響

20世紀後半の調性的・準調性的書法(ブリテン、ショスタコーヴィチ)、戦後ミニマリズムや新ロマン主義の遠い先駆けとなった。

音楽的特徴

楽器管弦楽、室内楽、オペラ

リズム対位法、明晰な形式、古典的舞曲リズム

代表アーティスト

  • ベラ・バルトークハンガリー · 1900年〜1945
  • モーリス・ラヴェルフランス · 1900年〜1937
  • イーゴリ・ストラヴィンスキーロシア/フランス/米国 · 1908年〜1971
  • パウル・ヒンデミットドイツ/米国 · 1920年〜1963

代表曲

関連ジャンル

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