伝統・民族

ムバカンガ

Mbaqanga

ヨハネスブルク / 南アフリカ共和国 / 南アフリカ · 1960年〜

別名: Township jive

アパルトヘイト下の南アフリカ・タウンシップで1960年代に成立した、ズールー系の合唱とジャズ・ベースが交わる電化ダンス音楽。

概要

二つのエレキギター(リズムとリード)、ウォーキングなフェンダー・ベース、ドラム、群唱コーラス、しわがれた男性ヴォーカル(グルーフ・ヴォイス)が特徴。シンプルな2和音進行を周回し、女声コーラスがハーモニーを乗せる。

背景

1948年以降のアパルトヘイト体制で黒人住民が都市辺縁のタウンシップに強制収容され、限られた酒場シビーンで生まれた音楽である。先行のクウェラ(ストリート)とマラビ(ピアノ酒場音楽)を電化したもので、人種隔離法に反するクロスカルチャーが密かに行われる場でもあった。多くのミュージシャンが亡命や検閲で活動を制限された。

発展

1960年代後半マハラジン・グループが商業的成功を収め、1980年代にはレディスミス・ブラック・マンバーゾの伴奏としてポール・サイモン『グレイスランド』(1986)に登場、世界に紹介された。アパルトヘイト撤廃後はクワイトに後景化したが、現代でもテンポ感はアフロ・ハウスや復興ジャズに引用される。

出来事

  • 1964: マハラジン・グループ結成
  • 1972: マハロサナ・クイーンズ国際巡業
  • 1986: ポール・サイモン『グレイスランド』参加
  • 1994: アパルトヘイト撤廃後の再評価

派生・影響

マラビ、クウェラ、ムブベの後継。クワイト、アマピアノ、現代南アジャズに連なる。

音楽的特徴

楽器エレキギター、ベース、ドラム、声(群唱)

リズム中速2和音シャッフル、グルーフ低音歌唱、女声コーラス

代表アーティスト

  • Mahlathini南アフリカ共和国 · 1964年〜1999
  • Mahotella Queens南アフリカ共和国 · 1964年〜

代表曲

関連ジャンル

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