カーフィー
パンジャーブ・シンドのスーフィー民間歌謡。
概要
パンジャーブ・シンドのスーフィー詩人(ブッレー・シャー、ブッダ・シャー、シャー・アブドゥル・ラティーフ・ブッタイなど)の詩を歌うスーフィー民間歌謡。ハルモニウム・タブラ・エクタラを伴奏に、神秘主義的詞章を朗々と歌う。カッワーリーよりも親密で個人的な性格を持つ。
背景
16〜18世紀のパンジャーブ・シンドで、スーフィー導師たちが土着の言葉(パンジャービー・シンディー・サライキー)で書いた詩が、村落の聖者廟(ダルガー)で歌われたのが起源。ブッレー・シャー(1680–1757)はパンジャーブ・スーフィー詩の最高峰。
発展
20世紀にはアービダー・パルウィーン・ヌスラト・ファテ・アリー・ハーン・パタネー・ハーン(姉妹デュオ)らがカーフィーを国際的に紹介した。コーク・スタジオ(パキスタン)の登場でカーフィーがロック・ポップとフュージョンされ若年層に広まった。
出来事
- 1680年: ブッレー・シャー誕生。
- 1958年: パタネー・ハーン姉妹デュオ録音。
- 1985年: ヌスラト・ファテ・アリー・ハーンのカーフィー録音。
- 1995年: アービダー・パルウィーンのコンサート確立。
- 2008年: コーク・スタジオでカーフィーのフュージョン。
派生・影響
カッワーリーと並ぶ南アジア・スーフィー音楽の双璧をなし、現代パキスタン・ポップ・ロックの精神的源泉となった。
音楽的特徴
楽器ハルモニウム、タブラ、ドーラク、エクタラ、サーランギー、声
リズムケヘルワー・ダドラ・チャール・ターラ、神秘詩の繰り返し、独唱の親密さ
代表アーティスト
- サイン・ザフール
代表曲
- Bullah Ki Jaana — Abida Parveen (1995)YouTube で検索