古典

チェコ国民楽派

Czech Nationalism

プラハ / チェコ / 中央ヨーロッパ · 1860〜1930年

19世紀後半のボヘミア・モラヴィアで、チェコ民族文化を音楽で表現した楽派。

概要

スメタナ、ドヴォルザーク、ヤナーチェクの三世代にまたがる楽派。ボヘミア・モラヴィア民謡の旋律性とリズム、チェコ語の抑揚を活かした旋律書法を特徴とする。

背景

ハプスブルク帝国のチェコ語復権運動(リチェール期)と並行して、チェコ国民劇場の建設(1881)が文化的シンボルとなった。スメタナはこの劇場のための歌劇「リブシェ」を書き、国民音楽の創設を担った。

発展

スメタナ「我が祖国」「売られた花嫁」が国民音楽の基礎を作り、ドヴォルザークが交響曲、室内楽、オペラ「ルサルカ」で国際的成功を収めた。ヤナーチェクはモラヴィア民謡採集と「話し言葉のメロディ」研究を背景に、独自の言語的旋律書法でオペラ「イェヌーファ」「カーチャ・カバノヴァー」を書いた。

出来事

  • 1866: スメタナ「売られた花嫁」初演
  • 1874: スメタナ「我が祖国」より「モルダウ」
  • 1893: ドヴォルザーク「交響曲第9番(新世界より)」初演
  • 1904: ヤナーチェク「イェヌーファ」初演

派生・影響

20世紀チェコ作曲家(マルティヌー)、東欧国民楽派全般、現代の民族言語的書法(リゲティのモラヴィア研究)に影響を残した。

音楽的特徴

楽器管弦楽、室内楽、オペラ

リズム民謡素材、ボヘミア舞曲、言語的旋律

代表アーティスト

  • ベドルジハ・スメタナチェコ · 1840年〜1884
  • アントニン・ドヴォルザークチェコ · 1865年〜1904
  • レオシュ・ヤナーチェクチェコ · 1880年〜1928

代表曲

関連ジャンル

チェコ国民楽派 中心の関係図を見る

ジャンル一覧へ戻る