チャマメ
アルゼンチン北東部コリエンテス州・パラグアイ・ブラジル南部の三国境地帯で生まれた、グアラニー先住民・スペイン系・東欧移民の混合舞踊歌。
概要
アコーディオン(両手式)、バンドネオン、ギターラ、コントラバス、声で構成。歌詞はスペイン語とグアラニー語を交え、田園抒情と土地への愛を歌う。
背景
16世紀のスペイン植民地下、グアラニー先住民とイエズス会布教の交差で生まれた音楽伝統に、19世紀末の東欧(ウクライナ・チェコ)移民が持ち込んだアコーディオンとポルカ拍子が融合した。コリエンテス州の自治意識が強く、長らく国民国家から距離を置く地域音楽だったが、現代ではアルゼンチン民族音楽の重要な柱となる。
発展
20世紀のトランシト・コカマレラ、ラモナ・ガラルサが代表的歌手で、1980年代以降アンタリオ・タラゴ・ロス、ラリ・コーロらが世代を更新した。2020年にユネスコ無形文化遺産登録。
出来事
- 1931: 初の商業録音
- 1962: トランシト・コカマレラ全盛
- 1995: ラリ・コーロ国際ツアー
- 2020: ユネスコ無形文化遺産登録
派生・影響
ポルカ、グアラニー先住民音楽、ブラジル南部音楽、ヌエバ・カンシオンと交差。
音楽的特徴
楽器アコーディオン、バンドネオン、ギターラ、コントラバス、声
リズム中速6/8、ポルカ系2/4、グアラニー語混合
代表アーティスト
- Raúl Barboza
代表曲
- Memorias — Raúl Barboza (1991)YouTube で検索