チャカレラ
アルゼンチン中北部サンティアゴ・デル・エステロ州を中心とする民俗舞踊歌で、ボンボ・レグエロとギターが駆動する6/8の二人舞踊。
概要
ギター、ボンボ・レグエロ(大太鼓)、ヴァイオリン、声、男女ペアの輪舞で構成。「チャクラ」(畑)に由来する田園起源で、女性の振る舞いを賛美する歌詞が多い。
背景
植民地期のスペイン系・先住民系・アフロ系混血メスティーソが農業共同体で踊った祭礼舞踊が起源。19世紀末まで地方の家庭文化に閉じていたが、20世紀のアルゼンチン国民音楽運動の中で復興された。
発展
1940年代以降のアタウアルパ・ユパンキがチャカレラを左派的な土地・労働者の歌として再定義し、1960~70年代のメルセデス・ソサとともに「ヌエバ・カンシオン・アルヘンティーナ」の中核となった。21世紀には現代ジャズ、ロック・ナシオナルとも交差する。
出来事
- 1923: アンドレス・チャサレタ採譜・出版
- 1948: アタウアルパ・ユパンキ全盛
- 1970: メルセデス・ソサ国際展開
- 2014: ボンボ・レグエロ無形文化遺産候補
派生・影響
サンバ・アルヘンティーナ、ヌエバ・カンシオン、アルゼンチン・ロック・ナシオナルと交差。
音楽的特徴
楽器ギター、ボンボ・レグエロ、ヴァイオリン、声
リズム高速6/8、3対2エミオラ、男女輪舞
代表アーティスト
- Atahualpa Yupanqui
- Mercedes Sosa
- Soledad Pastorutti
代表曲
- Los Hermanos — Atahualpa Yupanqui (1965)YouTube で検索
- Gracias a la Vida — Mercedes Sosa (1971)YouTube で検索
- A Don Ata — Soledad Pastorutti (1996)YouTube で検索