ケイジャン音楽
アメリカ・ルイジアナ州南西部のフランス系アカディア人(ケイジャン)が保持する、アコーディオンとフィドルが核のフランス語民俗音楽。
概要
ボタン式アコーディオン、フィドル、ティ・フェル(三角鉄板)、ギター、声で構成。歌詞はケイジャン・フランス語(古フランス語の遺残を含む)で、ワルツとツーステップの二大舞踊形式が中核。
背景
ケイジャン人は1755年に英国によりカナダ・アカディア(現ノヴァスコシア)から強制追放(グラン・デランジマン)されたフランス系入植者の子孫で、ルイジアナの湿地帯バイユーに定着した。植民地・南北戦争・アメリカ化政策の中で言語と文化の抑圧を経たが、20世紀後半の文化復興運動で音楽が中核となった。
発展
1960年代のディーン・ライトニン・ベイラム、デュエン・ヘイリー、ナサン・アブショーらの世代が録音文化を整備し、1990年代のスティーブ・ライリー、コートヤード・グレード(ニュー・ジェネレーション)が現代化を進めた。フォーク・グラミー賞「Best Regional Roots」部門で評価される。
出来事
- 1755: グラン・デランジマン強制追放
- 1928: 初の商業録音
- 1968: CODOFIL(ルイジアナ・フランス語復興)
- 1986: グラミー賞「Best Folk Recording」設立
派生・影響
ザディコ、米国フォーク、カントリーと交差。
音楽的特徴
楽器ボタン式アコーディオン、フィドル、ティ・フェル、ギター、声
リズムワルツ3/4、ツーステップ2/4、ケイジャン・フランス語
代表アーティスト
- BeauSoleil
代表曲
- Jolie Blonde — BeauSoleil (1986)YouTube で検索