ブルーグラス・ゴスペル
ブルーグラスの楽器編成と高音ハーモニーで歌われる、白人福音音楽様式。
概要
マンドリン・バンジョー・フィドル・ギター・コントラバスのアクースティック編成にハイ・テナー主導の三声・四声ハーモニーを乗せ、白人霊歌・讃美歌を歌う。ビル・モンロー、スタンレー・ブラザーズらブルーグラス開拓者は当初から讃美歌を必須レパートリーとしていた。
背景
1940年代ビル・モンローのブルー・グラス・ボーイズが定型化したブルーグラス・サウンドは、アパラチア白人霊歌の歌唱と密接に結合していた。土曜のダンスと日曜の礼拝、両方を担う音楽家集団の伝統が背景にある。
発展
1950-60年代のスタンレー・ブラザーズ『Angel Band』など多数の名演を経て、1970年代以降はドック・ワトソン、リカルド・スコッグスらでフォーク観客にも広まった。コーエン兄弟映画『オー・ブラザー!』(2000)サウンドトラックで世界的に再注目された。
出来事
- 1947: ビル・モンロー『Wicked Path of Sin』録音
- 1966: スタンレー・ブラザーズ『Cry from the Cross』
- 2000: 『オー・ブラザー!』サウンドトラックで国際的人気
派生・影響
現代Americana、Newgrass、ロック~ゴスペル融合(ライ・クーダー、エミルー・ハリス)、Christian Bluegrassに連続する。
音楽的特徴
楽器マンドリン、バンジョー、フィドル、ギター、コントラバス、声(三~四声)
リズム速いブレイクダウン拍、ハイ・テナー、モーダル和声
代表アーティスト
- The Stanley Brothers
代表曲
- Angel Band — The Stanley Brothers (1955)YouTube で検索