伝統・民族

バティアリ

Bhatiali

バングラデシュ / 南アジア · 1850年〜

ベンガル河川地帯の船頭が歌う、長く流れるような舟歌。

概要

ベンガル(主にバングラデシュ・西ベンガル)の大河の船頭が川の流れに乗りながら歌う舟歌。長母音の引き伸ばしと自由律が特徴で、孤独・愛・神への祈りを歌う。「バティ(下流)」を語源とし、川を下る労働歌から発展した。

背景

ガンジス・パドマ・メグナの河川地帯で、船頭(マッリャ)や漁師の労働歌として継承された。20世紀前半に詩人・作曲家のアッブダース・キール=ロイらが詞曲を整えてレコード化した。

発展

1940年代以降、アッブダース・キール=ロイ・ヌルジャハーンら歌手の録音で大衆化し、タゴールの兄弟ジョティーリンドラナート・タゴールも収集に携わった。バングラデシュ独立(1971年)後は国民的フォークの一翼を担っている。

出来事

  • 古代: ベンガル河川舟歌の起源。
  • 1928年: アッブダース・キール=ロイ録音。
  • 1940年代: ヌルジャハーン録音。
  • 1971年: バングラデシュ独立で国民的フォーク化。
  • 2000年代: 国際フォーク・フェスティバル進出。

派生・影響

ベンガル映画歌・タゴール・ソングの旋律的影響源、現代フォーク・ロックの素材として用いられる。

音楽的特徴

楽器ドータラ、エクタラ、ハルモニウム、ドール、声

リズム自由律、長母音の引き伸ばし、川の流れを思わせる旋律

代表曲

関連ジャンル

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